王子様に恋をする事は危険な行為だった
佳奈は人生で最低な恋をしました。
○月☆日、木曜日、晴れだぜ。
私の頭の中は、BGMが流れている。
今日はバイト。ちなみに、コンビニでバイトしている。
しかし、普通のバイトではない。
今日のバイトは・・・
王子様に会える日であるっっ!!
王子様のお名前は瑞垣奏汰。
異世界を思わせる栗色の髪。白い肌。黒く、大きい目。
笑うとまさに天使!
しかし、そんなイケメン君はなぜか、バイト友達には不評。
彼にはこんな噂が流れている。
「あの人、女好きらしいよ」
「なんか、過去に何人も付き合ってたって・・・」
「この前、複数の女の人と歩いたの見たって友達が・・・」
・・・皆さんはこれで「なんだ、瑞垣って最低じゃん。」と思うであろう。
しかーーし!!!
私はそんな嘘くさい噂で奏ちゃんを嫌いになるわけない!
し か も!
今日は告白する日なのだ!
あぁマジで焦るマジで緊張するぅぅ!
…落ち着け、今井佳奈。ただ、シンプルに、「好き」って、伝えてやるよ!!
夜、バイト終わり。
心臓が破裂しそうだ。目の前には王子様が。
好きって言うぞ。
「で、何?」
ニッコリと奏汰は言った。
え…笑顔!!
あとちょっとで鼻血が出そうだった。
さて、言うか。
「奏汰君の事が…好きで」
「あ、無理。」
…は?
今なんて言った?
無理?今頑張って「好きです」って言おうとしたよね?
そんなに簡単に無理って言うか?普通。
…コイツ。
女子の気持ちを考えらんない最ッッ低な奴だな。
…ここで、佳奈の「平常心モード」はぶちギレた。
もう、どうでもいい。
貴様に頭っから罵声を浴びせてやるよ。




