続々・一緒に「フルメタル・ジャケット」を見よう!
字の読める子は、ハートマン軍曹とレナードの死を「胸くそ過ぎる」
字の読めない子は「おじいちゃんが死んじゃった!」
と、反応した。
二人の共通認識は
「ハートマン軍曹は、大声で怒鳴るけど仕事熱心な老人」
「面白いネットミームキャラ」
だった。
配偶者に
「フルメタル・ジャケットの前半だけ見せたよ」
と説明したら
「そこまで見せたのなら、なぜ、最後まで見せない!?」
とツッコまれた。
いや、二時間近いリアリズムを追求した戦争映画をいっぺんに見せるのしんどいだろ。
セリフや場面説明、時代背景、ベトコンによるヒット&アウェイ戦法。
全部、私が話すんだが?
一時間話しっぱで、喉カラカラだから、嫌だよ。
ということで、日を変え
後半を観ることにした。
全部私の解説である。
まだ、ソ連が存在していること、ベトナム戦争時の日本の話。
アフリカ系は「黒人」と呼ばれていたことと、
当時の差別表現。
スナイパーの脅威。
(本編集中して観てーなー)
と思いながらも、
「ベトナム戦争で勝利したのはどちらの国でしょうか?」
と質問したら、
「アメリカ!」
という答えだったのは、軽い驚きだった。
次は「ランボー」を見せるしかあるまい。
だんだん前線での攻撃が激しくなるので、後半最後の20分は
「しるこサンドとアールグレイの紅茶で、怖いの紛らわしながら見るぞー!」
と、三人で手を繋ぎながら観た。
そして、和訳しなくても判る、
ミッキーマウス・マーチを見守った。
クレジットのローリング・ストーンズの名曲
「Paint It, Black」の落差も凄かった。
字が読めない子の後半の感想は
「二度と観たくない!」
だった。
しかしそれは、この映画での最適解だろう。
ただ、寝るまでハートマン軍曹の話をしていた。
戦争は嫌いでも、ハートマン軍曹は大好き。
そういうので良いと思った。




