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希望という名のスパイス(Seasoning)
(Мがステージ端で観客に語りかける)
ふふふ。見ましたか?
「今度みんなで海に行こう」だって? 傑作だ。
人間というのは、恐怖を共有しただけで「分かり合えた」と錯覚する。
でも、私が「座席は一つしかない」と囁いただけで、その友情ごっこは粉々です。
なぜなら、彼らが一番愛しているのは他人ではない。自分自身だからです。
「自分が助かりたい」。
その一点においてのみ、彼らは真に平等で、そして醜い。
さあ、スパイスは効きました。
いよいよメインディッシュ。彼らをミキサーにかける時間です。
骨も、心も、悲鳴も、全てドロドロになるまでね。
(巨大なで真っ赤なスイッチに手をかける)
「Are you ready?」




