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エピック62【英雄神と方舟】

アルカシティの青空が突然歪み、黒く渦巻くワームホールが上空に現れた。強烈な風が街中を駆け巡り、人々が見上げる中、その渦の中から巨大な影がゆっくりと降り立つ——頭部はカテドラルのような形状で頂上に子羊の角が生え、ステンドグラス調のローブから赤と青の光が流れるサセルドスハイデビラーだった。翼を軽く広げ、街の建物に触れることなく滑空するように進む姿は、まるで伝説の神々が降り立つかのようで、路上の人々は息を呑んで見守っていた。やがてそのまま、アルカシティの中心部にそびえる英雄神の神殿へと一直線に向かい、大きな翼を畳みながら神殿前の広場に静かに着地した!一方、アルカシティの一角に佇む屋敷の一室では、ジョンアイデルたちが長机を囲み、古びた羊皮紙の書物『神の英雄譚』を読み進めていた。テーブルの上には数冊の資料が広げられ、時空神殿への道筋を確認する傍ら、アルカシティに伝わる神話にも目を通していた。ジョンアイデルはページをめくり、英雄神のイラストが描かれた箇所に指をさしながら、ハキハキと言った。

「英雄神クロノか、その神殿には行ってみるか!時空の精霊クラノスとの契約にも関係ありそうだし、先ほど上空に現れたあの巨大な存在があそこに向かったって話も聞いたしな」クレティアは狼の体毛の生えた手で書物を軽く押さえ、「なら一緒に行こう!ワタシの戦闘力も試せるし」と意気込む。マニスも三色の魔導書を手元に置きながら「英雄神の伝説に操りの魔法の痕跡が残ってるかもしれないわ」と付け加える。ジョンアイデルは別の書籍を開きながら、またハキハキと話し始めた。

「クロノはさまざまな神と縁を結び、そして、自身も神格者になり神の一員になった逸話がある。しかし、性別が男だったり女だったりと書籍によってバラバラ——こっちの本では武神として男性で描かれてるけど、あっちの古文書では生命の守り神として女性だと記されてるんだ」仲間たちは顔を寄せて書物を見つめ、それぞれ疑問や興味を込めた表情を浮かべながら、屋敷を出て英雄神の神殿へと向かい始めた。やがて一行は英雄神の神殿へと到着した。白い大理石で造られた神殿はそびえ立ち、入り口には英雄神クロノを模した彫像が威風堂々と佇んでいる。その前には、頭部がカテドラルのような形状をしたサルセドスハイデビラーが静かに立ち尽くしていた。気配を感じ取ったかのように、巨大な姿が緩やかに振り向き、響き渡るような声を上げた。

「わが名はサルセドスハイデビラー、試練を越えれるかはたまた負けるか——君たちこそジョンアイデルとその仲間か。テリオン様より遣わされ、この英雄神の神殿を守り、君たちの力を試すためにここにいる」ステンドグラス調のローブからは赤と青の光が脈打ち、子羊の角が生えた頭部から放たれる視線は鋭く、その存在はまるで一つの災厄か、あるいは神の使いかのようだった。ジョンアイデルは杖剣を手に取り構え、クレティアも爪を研ぎ澄ませ、マニスは三色の魔導書を開いて魔力を巡らせる。ジョンアイデルは杖剣を手に取り構え、クレティアも爪を研ぎ澄ませ、マニスは三色の魔導書を開いて魔力を巡らせる。その矢先、後ろから足音を立ててジュダが駆け寄ってきた。

「な、なんだ、これは?尋常じゃない気配だ!」慌てたような声に仲間たちが振り返ると、ジュダは手に刀を掲げ、額に汗を浮かべていた。ジョンアイデルはハキハキと説明した。

「クリミナルデビルの刺客である、デビルモンスターだよ。気配が異常なのは穢れのせいだ——今から戦いになるぞ、覚悟しろ!」空気は一瞬にして緊張に満ち、戦闘の火蓋が切られようとしていた!その瞬間、サルセドスハイデビラーは大きな翼を一振りし、手に厚い黒い本を現してパラッと広げた。ページには歪んだ文字が刻まれており、開いた途端に濃い紫の煙が立ち上がり、その中からは禍々しい漆黒の光の玉が次々と出現した

「『黒き福音・滅びの章』——受け取れ!」低音が響き渡ると同時に、黒い光の玉は勢いよくジョンアイデルたちに向かって飛び出す。弾道はそれぞれ異なり、避けるのも難しい軌道を描いて迫ってきた!

「危ない!」ジョンアイデルは杖剣を前に突き出し、聖魔の力で盾を展開。クレティアは素早く跳び退きながら「ワタシが左側を捌く!」と叫び、爪で光の玉を弾き飛ばそうとする。マニスは魔導書を開き「操りの魔法・結界!」と唱え、ジュダも刀に風の魔力を纏わせ、光の玉を斬り裂こうと構えた——!言葉と共に、再び本から新たな光の玉が浮かび上がり、今度はさらに強い輝きを放っていた!しかしそれは単なる仕掛けに過ぎなかった——サルセドスハイデビラーは黒い本を胸元に押し当て、もう一方の手には禍々しい光りを纏った聖杖を現し、両手を大きく広げた。

「こいつでもくらえ!」咆哮するような声と共に、聖杖と聖本から漆黒に混じる緑色の波動が湧き上がり、やがて一本の巨大なビームとなってジョンアイデルたちに向かって放たれた!歪んだ聖術の力は空気をも蝕み、進む先の地面さえも黒ずませていく。

「これは普通の攻撃じゃない!魔力を纏って耐えろ!」ジョンアイデルは杖剣に聖魔の力を全開で巡らせ、仲間たちと背中合わせになって防御態勢を固める。クレティアは全身に狼の毛並みを立て「ワタシたちの力を一つにしよう!」と叫び、マニスが三色の魔導書を空中に浮かべ「操りの魔法・力の結束!」と唱え、ジュダも刀に己の全霊を込めて前に構えた——!ビームが一行の防御壁に激突する瞬間、神殿の大理石柱までが鳴動し、英雄神クロノの彫像からも淡い光が漏れ出した!しかしその光は突然、神殿の大扉へと集中し——ガチャリという重い音と共に扉が開き、中から何者かが静かに歩み出した。その存在が現れた途端、サルセドスハイデビラーが放ったビームは一瞬で消滅し、巨大なデビルモンスターは思わず後ずさりした。

「うるさいわねぇー、僕の眠りを妨げようとするなんて」柔らかな声が響くと同時に、来た者はサルセドスハイデビラーの側へと瞬くように近づき——手元に光ることもないまま、大きな翼をぎゅっと掴んでへし折り、さらにむしり取った!黒い血のようなものが滴り落ちる中、サルセドスハイデビラーは苦しそうにうめき声を上げた。顕になった姿はなんと女性だった。緑色のシャツに黒いホットパンツを身につけ、長い髪が風になびく姿には神々しい雰囲気が漂っていた。

挿絵(By みてみん)

ジョンアイデルはその姿を見て瞳を大きく開け、声を震わせて叫んだ。

「ま、まさか、英雄神クロノ様!?」クロノはサルセドスハイデビラーを片手で抑えつけながら、ジョンアイデルの方を見てハキハキと言った。

「そうだよ、君の噂は聞いてるよ、ジョンアイデル。人類悪(ビースト)だが、星の守護者(ステラ)にて人類の守護者(ホモー)、そして、究極の一(アルティメット・ワン)であり神の候補者——君の持つ混沌と調和が混ざり合った力、興味深いわ」言葉と共に、クロノの周囲には淡い緑色の光がまとわり、倒れかけているサルセドスハイデビラーは徐々に石のように固まり始めた!やがて光が収まると、固まった肉体はカラカラと崩れ落ち、瞬く間に粉々に砕け散った。その残骸の中から、一つだけ赤く光る玉が転がり落ちていた——クリミナルデビルの源であるデビルコアだ。ジョンアイデルは慎重に近づき、手に包むように拾い上げた。コアからはまだわずかに穢れの気配が漂うものの、クロノの力によって安定しているようだ。

「これを回収しておこう。テリオンの手に渡る前に、何か手立てがあるはずだ」クレティアたちも近寄ってコアを見つめ、マニスが「この穢れの力、操りの魔法で封じ込められるかもしれないわ」と囁くと、クロノが微笑みながら頷いていた!そしてクロノは神殿の方を見た後、ジョンアイデルに向かってハキハキと言った。

「ジョンアイデル、君の武器は進化させれる、そして、新たな武器も生み出せるよ!この神殿の奥には、神格者たちが残した『鍛造の間』があるんだ」言葉と共にクロノは素早く振り返り、神殿の大扉へと歩み始めた。

「さあ、案内するからついてきなさい。仲間たちも一緒に入っていいわよ。君たちの力が試された今、その報酬を与える資格はあるはずだ」ジョンアイデルはデビルコアをインベントリーにしまい、クレティアたちと互いに目配せを交わしながら、輝きを増す神殿の中へと足を踏み入れた!やがて広大な「鍛造の間」に到着すると、部屋の中央には輝く円形の陣が刻まれ、周囲には神代の鉱石がずらりと並んでいた。クロノが指を差すと、陣から緑色の光が湧き上がり——まずはクレティアの前に光の塊が集まり、徐々に形を変えていった。現れたのは、これまでより厚く強固になった盾と、竜の鱗のような文様が美しく施された柄の剣だ。クレティアが両手に掴むと、武器から温かな力が流れ込んできた。クロノはハキハキと言った。

「竜剣:ドラゴブレードだね!盾も竜鱗で強化され、物理攻撃はもちろん魔力攻撃にも耐性を持つようになったわ」次にジュダの前に光が集まり、新たな武器が生成された。杖の先端には大きな宝玉が埋め込まれ、その周囲には突き刺すだけでなく切り裂くこともできる特殊な刃が取り付けられていた。ジュダが手に取ると、杖から風の魔力が弾けるように感じられた。クロノはさらに声を上げる。

「特殊杖、レイヴィンロッドだよ!突きにも切るにも特化していて、宝玉に魔力を込めれば様々な魔法も放てるんだ」仲間たちは新調の武器を見つめながら嬉しそうに語り合い、次はマニスそしてジョンアイデルの番となることを期待に満ちた表情で待っていた!続いて陣から光がマニスの手元へと移動し、やがてタクトのような短い杖が現れた。杖の柄には赤・青・紫の三色の宝石が一列に埋め込まれ、先端には銀色の輪がついていて、マニスが手に取ると宝石がそれぞれ淡く輝き始めた。クロノはハキハキと説明した。

「操縦杖、タクティカルタクトだよ!君の操りの魔法をより精密に、そして広範囲で使えるようになるんだ。三色の宝石はそれぞれ幻力、元素、神聖の力に対応していて、組み合わせれば新しい魔法も創れるわ」マニスは杖を軽く振ってみると、周囲に小さな魔力の輪が広がり、喜びに満ちた表情で「すごいわ!操りの糸が今までよりずっと細かくコントロールできる!」と声を上げた。そして全員の視線が、いよいよ最後になるジョンアイデルへと向かった!ジョンアイデルが陣の前に立つと、今まで持っていた杖剣と偃月刀が突然光り始め、浮かび上がった。十字杖と偃月刀だった形は徐々に変化し、一つになり片手で扱えるコンパクトな大きさに収まり、刃の部分はエーテルで出来たかのように透き通り、刺突にも斬撃にも特化した特殊な形状へと生まれ変わった!ジョンアイデルが変化した片手杖剣を握り構えるやいなや、透き通った刃は高速で振動し、微かな音と共に空気を切り裂いていた。クロノは瞳を少し大きくし、驚いたように言った。

「見たことない武器だよ、杖剣だけど魔科学兵器にも近いところがある!名前つけるならジョンアイデルがつけたほうがいい」ジョンアイデルは刃の振動を確かめながら、ハキハキと答えた。

「バイブレード!振動する刃から名前をつけた!この振動なら、どんな装甲も貫けるはずだ!」言葉と共に刃はさらに強く輝き、鍛造の間全体にエーテルの光が広がった!さらにその光は、ジョンアイデルの空いてる手元へと集中し、徐々に形を整えていく——やがて法典を連想させる本の姿に固まった。表紙は深い黒を基調に金色の装飾が施され、裏表紙は虹色の光が移ろいゆく不思議な模様で、背表紙は銀色に輝く特殊な金属で出来ていた!ジョンアイデルがその本を手に取ると、ページが勝手に開き、淡い光の文字が現れた。クロノは驚きと興味を込めて見つめながら、ジョンアイデルが静かに言葉を呟くのを聞いた。

「これはディヴァインバイブルと名付けよう!」本からは聖と魔が混ざり合った力が流れ込み、バイブレードと共鳴するように輝き始めた。クロノは頷きながら「君だけの力が宿った本になるわ。中身は君自身で書き込んでいくんだよ」とハキハキと言った!その後クロノはジョンアイデルの前に一歩近づき、さらにハキハキと声を上げた。

「それと、ジョンアイデル、ボク、君となら契約結んでもいいよ!英雄神としての力を貸すから、君の星と人類守る力になるわ」言葉と共に、クロノの手から輝くアレキサンドライトの指輪が現れ、ジョンアイデルの手のひらに優しく乗せられた。指輪を手に取ると、ジョンアイデルが以前から身につけていた他の精霊契約媒体の指輪たちが、首元に下がっていた首飾りへと自動的に繋がり、一つのセットとしてまとまった!アレキサンドライトは光の加減で赤と緑に色を変え、他の指輪たちと共に淡い輝きを放っている。クロノは微笑みながら「これでボクも君の契約精霊の一人になるよ。必要な時は指輪に触れて呼んでね!」と言い、鍛造の間全体が温かな光に包まれた!ジョンアイデルは指輪と首飾りを見つめながら、目を丸くして驚いた。

「えぇ~、英雄神様が簡単に契約精霊にぃ〜!こりゃたまげたわい!書物によれば神様と契約するのは超難関だって書いてあったのに……」クレティアたちも驚きの表情を浮かべ、マニスが「それだけジョンアイデルの力と運命が特別なのね」と囁くと、クロノはハキハキと笑いながら答えた。

「難しいのは普通の人間と契約する場合よ!君は人類悪でもあり神の候補者でもあるんだから、ボクにとってはぴったりな相手なのよ!」言葉と共に、指輪から流れる力がジョンアイデルの体内に溶け込み、新たな絆が結ばれた瞬間、神殿の外から晴れやかな鐘の音が響き渡った!その頃、地上からは届かない天界の一角——草木も枯れ、岩がガタガタと崩れ落ちる荒廃した丘の上に、一人の神が佇んでいた。白いタンクトップに汚れも少しついた半ズボンを身につけた姿は、どこか無骨で親しみやすいが、その眼差しは非常に鋭かった。名はテムジン。

挿絵(By みてみん)

彼は空の彼方を見つめ、地面に落ちている小石をつまんで遠くへ弾きながら、低くつぶやいた。

「ジョンアイデルか…、アヤツは神になるのは目に見えてるがそれじゃ十分ではない。試練を乗り越えたあとに心を取り戻さないといけない——力だけじゃ守れるものなんて、そう多くないんだからな」風が丘を駆け巡り、彼のマフラーがなびく。遠くには天界の神殿の影がかすかに見えるが、テムジンはそちらを見ることもなく、再び地上の方へと視線を落としていた!

「カルデラ、ネメシア、邪神、ガイア、そして、虚空、全て動いてるか!この星の運命を揺るがす存在たちが、今、それぞれの思惑で動き出してるんだろうな」言い終わると、彼は手を鳴らすように打ち合わせ、荒れた地面に足を踏み入れながら丘の下へと歩み始めた!一方、英雄神クロノの神殿にいたジョンアイデルたちは、新調の武器と契約の絆を確かめ終え、次なる行動を話し合っていた。ジョンアイデルはバイブレードを腰に収め、ディヴァインバイブルを胸元に抱えながらハキハキと言った。

「方舟も手に入れておこう!確か、名前はキヴォトス、この神殿の近くに眠ってるんだっけ!これがあれば、どんな場所へでも移動できるし、戦闘時の拠点にもなるはずだ」クロノが「裏庭の奥に封印されてるわよ。今の君たちの力なら解けるはず」と教えてくれたので、一行はすぐに神殿の裏へと向かった。そこには、まるで巨大な戦艦のような姿の方舟が静かに眠っていた。金色の装甲の船体からは時空の力を感じさせる雰囲気が漂っていた。

挿絵(By みてみん)

「すごいっ!これが方舟キヴォトスなのね!」クレティアが瞳を輝かせて見上げると、ジュダも「この大きさなら、仲間たち全員が乗れるだけじゃなく、装備もたくさん積めそうだ」と声を上げ、マニスは手を船体に当て「魔力の流れがすごいわ…操りの魔法で制御できるかも!」と囁いていた。一行は方舟キヴォトスの入り口から内部へと進み、中央にあるメインコックピットへと向かった。広い室内に設置されたメイン基盤は輝く銀色で、その中央には4つのオーブが嵌る円形の溝が配置されていた。

「ほら見ろ!ここにオーブ用のスロットがある!」ジョンアイデルが指差すと、そのうち一つにはすでに黄色いオーブが輝きを放って嵌まっていた。残りの三つの窪みには色が表示されており、下方は赤、上方は青、右方は緑と分かるようになっていた。

「この黄色いオーブは何なんだろう?」ジュダが尋ねると、マニスが基盤に手を当てて調べながら答える。

「魔力の波動からすると…航行の基本機能を司るものみたいわ!残りの色はおそらく特殊能力や強力な攻撃システムに関係しているんじゃない?」

ジョンアイデルはハンドルのような部分を握りながら「つまり、残りの赤・青・緑のオーブを集めないと、方舟の力はフルに使えないってことだな!」とハキハキと言い、基盤からは黄色い光が流れて、方舟の最低限の機能が起動し始めた!そこでジョンアイデルはポケットから格闘大会で手に入れた赤いオーブを取り出し、下方の赤い窪みにはめ込んだ。するとオーブはスッと嵌まり、基盤全体が赤く光りながら「ピッ」という電子音が鳴り響いた!

「フィジカルオーブがはまった!まさか、黄色はテクニックオーブ、青はもしかして精神関係、緑は知識関係か!」ジョンアイデルが言葉を呟くと、基盤の画面には各オーブの名称と効果が表示され始めた。黄色いオーブの横には「テクニックオーブ:基本航行・制御機能」、赤いオーブの横には「フィジカルオーブ:装甲強化・近接攻撃システム」と光る文字が現れた。

「やはりそうだったんだ!」クレティアが寄り添って見ると、ジュダも頷きながら「青が精神系なら、おそらくバリアや干渉系の能力に関わるんじゃないか?緑の知識系は情報収集や解析機能かもしれない」と推測し、マニスは「これで方舟の機能が一段と向上したわ!試しに起動してみる?」と提案していた!ジョンアイデルは基盤の表示を確認しながら、ハキハキと言った。

「まだ本格的運用は難しいだろう、青はおそらくスピリットダンジョンクリアだろうな、緑が見当がつきにくい!」その言葉に対し、クレティアもハキハキと応えた。

「スピリットダンジョンは神格の試練を全てクリアしないと意味ない!やはり、まずは時空の神殿と橙の神殿から着手するのがいいわ!そこで必要な情報や力が得られるはずだ」ジュダは刀を手元で回しながら「時空の神殿はクロノ様の関連施設だから、何かヒントがあるかもしれない」と話し、マニスもタクティカルタクトを振って「橙の神殿は元素の力に特化してるって噂だから、青いオーブの手がかりが見つかるかも!」と付け加えた。ジョンアイデルは方舟のハンドルを握り、少し力強く言った。

「分かった!まずは時空の神殿へ向かおう!そこで試練を乗り越え、青いオーブを手に入れる準備を整えるんだ!」言葉と共に、方舟キヴォトスは低空浮上し始め、金色の船体が輝きを増した!そしてジョンアイデルは仲間たちに目を配り、ハキハキと続けた。

「それと優れた魔科学技工技術者が必要だな!それには当てがある、アルカシティの西側にいる、名前はエルパ!結構な腕前で古代魔科学から近代魔科学、そして、概念科学にまで手を伸ばしてるんだ。時空神殿をクリアしたあとにアルカシティかその西側か東側のところに向かってみる!」

「エルパ…?その名前、聞いたことがあるわ!魔科学の分野では伝説的な技術者だって」マニスが驚いたように言うと、ジュダも頷きながら「もし協力してもらえれば、方舟の整備や新しい武器開発も期待できるな」と話した。

クレティアは盾をたたいて「大丈夫!あんな腕利きの方なら、きっと仲間になってくれるはず!」と力強く声を上げ、ジョンアイデルは微笑みながら方舟の操縦装置を調整し「そうだな!まずは時空神殿で試練に挑み、その後はアルカシティへ向かおう!」と決めた!

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