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エピック46【迫る格闘大会、それぞれの思惑】

クロニクル学園の鍛錬場に、ジョンアイデルの気合いの入った声が響き渡る。

「ハッ! トウッ!」額に汗が光り、息を切らしながらも、彼は己の限界に挑み続けていた。鍛錬の時間が終わり、夕焼け空の下、ジョンアイデルは残り三週間となった大会への想いを馳せる。

「必ず、成し遂げてみせる」彼の心には、揺るぎない決意が宿っていたジョンアイデルが汗だくで鍛錬を終え、鍛錬場の廊下に出ると、そこには見慣れた顔ぶれが待っていた。ケルド、萌愛、ルミナ、クレティア、レグ、そしてアリク。彼らは皆、ジョンアイデルの良き仲間であり、ライバルでもある。

「お疲れ様、ジョンアイデル!」萌愛が元気よく声をかけると、他のメンバーも笑顔で彼を迎えた。

「調子はどうだ?」ケルドがニヤリと笑いながら尋ねる。

「万全だ。お前たちもな」ジョンアイデルは力強く答えた。

「当然!」ルミナが自信たっぷりに胸を張る。それぞれの想いを胸に、格闘大会に向けて、彼らの絆はより一層深まっていく。

「格闘技大会はあと2週間後か」ジョンアイデルはハキハキとした口調でつぶやいた。彼の目は真剣で、決意に満ちている。

「この3週間で、もっと強くなる。絶対に勝てるように、全力で仕上げる!」彼は、残りの時間を無駄にせず、徹底的な鍛錬と戦略練りに集中する決意を固めた。仲間たちもそれを支え、共に成長していく。この2週間は、さらなる挑戦と絆の深まりの時間となるだろう。

「鍛錬もだけど、格闘大会では普段とは違う衣装にしようと」クレティアがハキハキとした口調で提案した。

「そうだね、そうだ。スポーツグッズショップに行こう!」ジョンアイデルもハキハキと賛成し、即座に行動に移した。スポーツグッズショップに足を踏み入れると、そこはまさに格闘技大会に向けたグッズやウェアの宝庫だった。

「うわー、すごい!」クレティアは目を輝かせ、ワクワクした様子で店内を見回した。

「どれにしようかな...」ジョンアイデルも真剣な眼差しで、自分に合う衣装を探し始めた。スポーツグッズショップの中で、ジョンアイデルは真剣な眼差しで商品を吟味していた。まず、彼の目に留まったのは、黒のノースリーブハーフジャケット。

「動きやすそうだ。それに、闘志が湧いてくる」次に、情熱を象徴する赤のアンダーシャツを手に取った。

「この色で、さらに気合いが入る」

そして、黒のスパッツ、赤と白のラインがスタイリッシュな軽量靴を見つけた。

「これで動きも軽快になるはず、これでよさそうだ」ジョンアイデルはハキハキとした口調で言い、満足げに頷いて購入した。クレティアも笑顔でジョンアイデルを見守っていた。

「うん、似合ってるよ!」ジョンアイデルが装具を選んでいる間、クレティアも自分にぴったりの衣装を探していた。

「うーん、どれにしようかな...」彼女は少し悩んだ後、いつもの白い上着と紺色のハイレグビキニパンツを手に取った。

「やっぱり、これが一番落ち着くかな」クレティアは少し照れながら、ハキハキとした口調で言った。ジョンアイデルは驚いた表情でクレティアを見た。

「それ、本当に格闘技大会で着るのか?」

「もちろん! ワタシのスタイルだからね!」クレティアは笑顔で答えた。それぞれの個性が光る装いを選び、格闘大会への準備は着々と進んでいく。スポーツグッズショップでの買い物を終え、ジョンアイデルたちはクロニクル学園の鍛錬場へと戻った。

「さあ、特訓開始だ!」ジョンアイデルはハキハキとした口調で言い、気合いを入れた。

「大会まで、あと3週間。できることは全てやるぞ!」仲間たちも呼応し、それぞれの目標に向かって鍛錬を始めた。ジョンアイデルは、魔竜化の精度を上げるため、集中して訓練に取り組んだ。

「うおおおおおお!」彼の咆哮が、鍛錬場に響き渡った。

「魔竜化の精度は高いが、それだけじゃダメだ...」ジョンアイデルはハキハキとした口調で自問自答した。

「魔族としての力と、祖龍の力の精度を上げなくては...!」その瞬間、ジョンアイデルの脳裏にフラッシュバックのように映像が流れ込んできた。12体の魔族が集結している光景。研究施設のような場所で、何らかの実験が行われている様子。

「これは...一体何なんだ...?」ジョンアイデルは混乱しながらも、映像に釘付けになった。

「この力は...俺のルーツに関係しているのか...?」ジョンアイデルの脳内に、突如として声が響き渡った。

「お前は、マレブランケの力を受け継いでいる...」男女両方の声が重なり合い、不思議な響きを生み出す。

「我らの力を、うまく使え...」ジョンアイデルは頭を抱え、苦悶の表情を浮かべた。

「マレブランケ...?一体、何なんだ...?」声の正体も、マレブランケという言葉の意味も分からず、ジョンアイデルは戸惑いを隠せない。しかし、声はジョンアイデルの奥底に眠る力を呼び覚まし、新たな可能性を示唆していた。

「マレブランケの力...俺に、何ができるんだ...?」ジョンアイデルの脳内の声が消えた瞬間、彼の頭に新たな感覚が芽生えた。 ふと、狐と狐と犬の中間の形をした耳が頭に生える。

「え...?」ジョンアイデルは驚きとともに、その感覚を感じ取った。

「これが...、俺の新たな力の一部なか...?」耳は鋭く、周囲の音を一層クリアに捉えることができる。

「まるで、動物の本能みたいだ...」

この新たな感覚は、魔竜化やマレブランケの力と関係しているのかもしれない。

「これを活かして、もっと強くなる...!魔竜化...!」ジョンアイデルは決意を胸に、魔竜化を試みた。彼の身体は光に包まれ、巨大な竜へと姿を変える。しかし、その姿は以前とは異なっていた。龍の頭部には、先ほど現れたケモミミが加わり、ところどころ毛が生えて獣のような獰猛さを際立たせている。

「うおおおおおお!」咆哮は以前よりも力強く、周囲を震わせる。新たな力を得たジョンアイデルは、さらなる高みへと駆け上がろうとしていた。ジョンアイデルは、決意を新たにハキハキと言い放った。

「これから、マレブランケの血をコントロールする方法を見つける。そして、この力でみんなを守るんだ!」

ジョンアイデルの言葉には、力強い決意と覚悟が込められていた。クレティアもその決意を受け、ジョンアイデルを全力でサポートすることを誓った。クレティアは、ジョンアイデルの決意を後押しするようにハキハキと言った。

「格闘大会で証明しないとね!」クレティアは、ジョンアイデルが手に入れた力を格闘大会で証明することで、自信をつけ、力をコントロールするきっかけになると考えた。ジョンアイデルは高らかに宣言した。

「俺は格闘大会でナンバーワンになるぞ!追随を許すわけにはいかないんだ!俺は…俺はミクスタッドの皇帝になるんだ!魔族の差別をなくすために、そして、混血でも優れた存在であることを証明する!」ジョンアイデルの言葉には、強い決意と野望が込められていた。クレティアはその言葉に感動し、ジョンアイデルを全力で応援することを誓った。クレティアはジョンアイデルに向かって、ハキハキと告げた。

「ならば、格闘大会、皇位育成ではライバル同士だね!どっちが皇位についても恨みっこ無しだからね!格闘大会も皇位継承に関わることは確かだし、ここで負けたら響くかもしれない。それに、ワルプルギスからは萌愛さん、ルミナ、ケルド、そして、レグに、アリクもだからな!」クレティアの言葉は、格闘大会が単なる力比べではなく、皇位継承にも関わる重要なイベントであることを示唆していた。さらに、ワルプルギスからも強力なライバルたちが参加することを知り、ジョンアイデルは身が引き締まる思いだった。ジョンアイデルは決意を胸に、特訓着に着替えて特訓所へ向かった。格闘大会での勝利と皇帝への道を切り開くためには、並々ならぬ努力が必要であることを理解していた。

「必ず強くなって、みんなを守るんだ!」ジョンアイデルは自分自身に言い聞かせ、特訓所の扉を開けた。特訓所に足を踏み入れると、なんとアルがそこにいた。ジョンアイデルは驚きながらも、ハキハキとアルに話しかけた。

「あれ?アルさんも格闘技大会に出場するんでしたっけ?」アルは笑顔で答えた。

「違うよ。君は一人で特訓してるんだよね?実際、格闘大会は対人戦だ。だから、対人特訓をこれからしていかないとね」アルはジョンアイデルの特訓を手伝うために来てくれたのだ。ジョンアイデルはアルの協力に感謝し、共に特訓を始めることにしたジョンアイデルは構えを取りながら意気込んで言った。

「さてと、やりますか!」アルはハキハキと答えた。

「私は総合格闘技とプロレスと格闘武術に精通してるよ」その瞬間、アルは素早く動き、ジョンアイデルの動きを察知して、一気に捕まえた。そして、なんとジャーマンスープレックスを繰り出した。ジョンアイデルは驚きつつも反応し、対抗策を考えながらも、今後の対人戦に向けて大きな一歩を踏み出す。ジョンアイデルはアルのジャーマンスープレックスを受け、投げ飛ばされたが、冷静に手を地面に着地させ、見事に立ち上がった。

「(…今の、結構な衝撃だったけど、痛みが全くない…?)」ジョンアイデルは不思議に思いながら、自分の体を確認した。痛覚や疲労感が全く感じられないのだ。ジョンアイデルは、アルの攻撃を冷静に受け止め、反撃の機会を伺っていた。そして、アルの隙を見抜き、背後に回り込んだ。

「次はこちらの番だ!くらえ!」ジョンアイデルは叫びながら、鍛え上げられた拳を雨のようにアルに叩き込んだ。痛覚を感じないジョンアイデルだからこそできる、躊躇のない怒涛の連撃だった。ジョンアイデルの怒涛の連撃を受け、アルは顔を歪め、思わずそう漏らした。

「イテテテ…なんて拳なの…」アルは痛みに顔を歪めながらも、ジョンアイデルの成長を肌で感じていた。痛覚を感じないジョンアイデルだからこそできる容赦のない攻撃は、アルにとっても大きな驚異だった。アルの隙を見逃さず、ジョンアイデルは素早く、アルに足払いをかけた。アルは体勢を崩し、バランスを失って倒れた。

「今だ!」ジョンアイデルは叫び、倒れたアルの足を掴み、一気に抱え上げた。そして、遠心力を利用して猛烈な勢いで回転を始めた。アルはジョンアイデルのジャイアントスイングに翻弄され、為す術もなく、ただ遠心力に身を任せるしかなかった。ジョンアイデルは渾身の力を込め、回転しながらアルを豪快に投げ放ったアルは制御を失い、一直線に壁へと向かい、激突した。鈍い音が特訓所に響き渡り、アルは壁にもたれかかりながら、辛うじて意識を保っていた。

「うぅ…、目が回…」アルは辛そうに呟き、視界が歪むのを感じていた。ジョンアイデルのジャイアントスイングは、想像以上の威力だった。壁に激突したアルだったが、しばらくして体勢を立て直し、気合を入れ直した。

「くらえ!」アルは叫びながら、ジョンアイデルに密着するように抱き着いた。突然の行動にジョンアイデルは驚き、戸惑いを隠せない。その瞬間、ジョンアイデルの身体にアルの胸の柔らかい感触が伝わってきた。アルはジョンアイデルに密着したまま、ハキハキと挑発するように言った。

「どう、私の胸も柔らかいでしょ?堪能してみない?」アルの言葉は、ジョンアイデルの心を激しく揺さぶった。これまで、戦いに明け暮れてきたジョンアイデルにとって、異性との触れ合いは未知の領域だった。アルの挑発に対し、ジョンアイデルはハキハキと言い放った。

「そんな誘惑になんか乗らない!」ジョンアイデルは迷いを振り払い、アルを力強く、突き飛ばした。その瞳には、揺るぎない決意が宿っていたジョンアイデルは、自身の目的を達成するためには、どんな誘惑にも屈しないことを改めて誓った。アルはジョンアイデルの決意に圧倒されて動揺し、バランスを崩して、尻もちをついた。

「うぅ…」 その瞬間、アルは少し恥ずかしそうに顔を赤らめながらも、気合を入れ直す。ジョンアイデルの強い意志に触れ、次の一歩を踏み出す準備を始めた。アルはハキハキと言いながら、ジョンアイデルに微笑みを浮かべた。

「やるね、ジョンアイデルくん。以前の君ならこういう色仕掛けに惑わされてたかもしれない。でも、今の君は違う。闘う者として覚悟を決めた君は」ジョンアイデルもハキハキと返した。

「当然ですよ」お互いの気持ちが高まり、闘志が燃え上がる瞬間だった。このやり取りは、二人の絆と成長を象徴していた。ジョンアイデルはアルに向かって、まっすぐに尋ねた。

「アルさんは俺が魔族の血を引いてるから両性なの知ってるんですよね」

アルはジョンアイデルの目を見つめ返し、冷静に答えた。

「そうだけど、まあ、君が半魔族と半吸血鬼との間に生まれてる時点でね」二人の会話は、ジョンアイデルの複雑な血筋と運命を示唆していた。半魔族と半吸血鬼の血を引くジョンアイデルが両性であることは、彼の存在が特異であることを物語っていたアルはジョンアイデルに向かって、驚くべき事実を告白した。

「実は私も両性具有なんだよ、格好は女性よりだけど」ジョンアイデルは予想外の言葉に目を見開き、驚愕した。アルが自身と同じ両性具有であること、そしてその外見からは想像もできない秘密を抱えていることに、言葉を失った。ジョンアイデルはアルとの特訓を通して、自身の限界に挑戦し続けた。一週間という限られた時間の中で、二人は互いの力を高め合っていき技術を磨き、絆を深めていった。

朝から晩まで休む間もなく行われた特訓は、肉体的にも精神的にも過酷なものだった。しかし、ジョンアイデルとアルは互いを励まし合い、支え合いながら、困難を乗り越えていった。ジョンアイデルとアルが激闘の一週間を終えた直後、格闘大会の開催まであと二週間という情報がもたらされた。時間は刻一刻と迫り、緊張感が高まっていく。ジョンアイデルは自身の成長を実感しながらも、大会に向けてさらなる準備を進める必要があることを痛感した。ライバルたちの実力は未知数であり、勝利を掴むためには油断は許されない。ジョンアイデルはハキハキと言いながら、「格闘大会にむけて特訓や食事はしてるしな」と自信満々に語った。彼だけでなく、他のライバルたちも鍛錬場でひたすら鍛錬を重ねている。みんながそれぞれの戦い方で準備をしている今、いよいよ闘いの火蓋が切られる瞬間が近づいている。その頃、アレイスターはワルプルギスのメンバーに向かって、ハキハキと指示を出していた。

「1週間後に行われる格闘技大会の宣伝はバッチリしてる。ルミナ、レグ、アリク、萌愛、クレティア、ジョンアイデル以外のワルプルギスメンバーは格闘技大会のための仕込みなどをする。今回はステージギミックを導入するようにした。なんせ、少し盛り上がりが衰えてきたしね」アレイスターの言葉から、大会を盛り上げるための周到な準備が進められていることがわかる。ルミナ、レグ、アリク、萌愛、クレティアといったメンバーたちが、ステージギミックを導入するなど、様々な仕掛けを施して、観客を熱狂させる舞台を作り上げようとしていた。アレイスターはハキハキとした口調で言った。

「1週間後に行われる格闘技大会の宣伝はバッチリしてる。ケルド、ルミナ、レグ、アリク、萌愛、クレティア、ジョンアイデル以外のワルプルギスメンバーは格闘技大会のための仕込みなどをする。今回はステージギミックを導入するようにした。なんせ、少し盛り上がりが衰えてきたしね」その裏では、アル、ノア、ステラ、ルイ、ダンテ、キラル、ルミカ、クラニオ、ラモル、ゴルドフ、ゼレス、舞華といったメンバーたちが動いていた。彼らは大会を盛り上げるための準備に忙しく、それぞれの役割を全うしていた。アレイスターは統括理事長室を出て、大広間へと向かう。その扉を開けると、そこに立っていたのは、静かに佇むリヴァイアサンだった。

「久しぶりだね、アレイスター。666の魔導を操り、666の科目に精通し者、(ビースト)の一人よ」その声は深く、穏やかでありながらも、どこか威厳と冷静さを漂わせていた。リヴァイアサンの姿は、まるで海の深淵から現れたかのように、静かに周囲を支配しているかのようだった。アレイスターは警戒の色を隠さず、ハキハキとした口調でリヴァイアサンに問い詰めた。

「リヴァイアサン、お前は何をする気だ。かつてはフリーの魔科学者としてSMOに加担し、今は犯罪組織への加担……」その言葉には、かつての同僚に対する失望と、現在の行動に対する強い非難が込められていた。アレイスターはリヴァイアサンの真意を探ろうと、鋭い視線を向けた。リヴァイアサンはアレイスターの言葉に動じることなく、ハキハキと答えた。

「クリミナルデビルに加入しているのも目的のためだよ。ワタクシは善悪で物事を判断しない。魔科学自体には善も悪もないからね」その言葉には、リヴァイアサン独自の哲学と、目的のためには手段を選ばない冷徹さが滲み出ていた。善悪の概念を超越したその姿勢は、アレイスターとの間に深い溝を感じさせた。アレイスターは、リヴァイアサンの変わらぬ姿勢に呆れながらも、どこか納得したようにハキハキと言った。

「昔から変わらず魔科学の普及だけが目的か」リヴァイアサンは、その問いに迷いなくハキハキと答えた。

「その通り。だからこそ、魔科学ってものがどれほどのものか知らしめる。それが一番、そして、一般的になるってのが普及するってことだから」 その言葉には、魔科学に対する絶対的な自信と、普及のためには手段を選ばないという強い意志が込められていた。アレイスターは、リヴァイアサンのブレない姿勢に感心しながらも、核心に迫るようにハキハキと問いかけた。

「ブレない奴だな。だが、実際はどうなんだ?魔科学の開発などは」リヴァイアサンは自信に満ちた表情で、ハキハキと答えた。

「私には協力者が何人かいるのよ。その後ろ盾もあって順調だよ。その中には君がよく知ってる彼の者も含まれてる」アレイスターは、その言葉に驚きを隠せず、ハキハキと言った。

「ジョンアイデルか。なんという根回しだ」リヴァイアサンの背後には、ジョンアイデルという意外な協力者がいることを知り、アレイスターは驚愕すると同時に、事態の複雑さに気づき始めた。リヴァイアサンは静かに、しかし確信を持ってハキハキと答えた。

「そして、今回のステージギミックには魔科学技術を使ったものだよ。君も真理に近づくために必要な要素は知ってるんでしょ」アレイスターは、深く考え込みながらも、はっきりと答えた。

「精神、技、身体、知的、これを意味する者が果たして…」リヴァイアサンは、迷うことなくハキハキと返した。

「可能性が高い者はいるじゃん。気づいてるんでしょ、ジョンアイデルがただの混じりの亜人ではないことは」アレイスターは、しばらく沈黙した後、鋭く答えた。

「地球の人間とマーテラの人間の魂が融合した魂と、元々から入ってるジョンアイデルの魂が一つになった存在で、魔皇を継ぐ者か」その言葉には、ジョンアイデルの正体と、彼が持つ運命の重さが込められていた。彼の存在は、ただの亜人を超えた、より深遠な意味を持つことを示唆していた。リヴァイアサンは、さらに核心に迫る情報をハキハキと明かした。

「それだけじゃない。フォンセに力のみを託されし器でもある。そのせいで彼は神格の試練をクリアするたびにデメリットを負うことになる。そこまでは知らなかったでしょ」リヴァイアサンの言葉は、ジョンアイデルが背負う運命の複雑さをさらに増幅させる。フォンセの力を託された代償として、彼は神格の試練をクリアするたびにデメリットを負うという。その事実は、アレイスターにとっても予想外だったようだ。アレイスターは驚愕を隠せず、ハキハキと呟いた

「そんな真実があったとは…」リヴァイアサンは、畳み掛けるようにハキハキと語り始めた。

「そして、君はSMOがただ救いの組織と思ってるの?それは違うよ。ヤンロエル、彼は、別のことも企んでる。そして、不思議に思わなかったかな、唯一、魔族やその遺伝子を継いだ者をジョンアイデル以外は構成員に入れてないのは何故かとか考えてないよね?SMOも公平を謳いながら結局は差別や偏見をしてる組織なんだよね。私は気づいたのよ、SMOの矛盾に。そもそも、魔族全員が悪じゃないのにね」リヴァイアサンの言葉は、SMOの裏に隠された真実を暴き出し、アレイスターの認識を根底から揺さぶる。ヤンロエルの企み、魔族に対する差別、SMOの矛盾……。リヴァイアサンの告発は、アレイスターに新たな疑問と深い疑念を抱かせた。アレイスターは、リヴァイアサンの言葉を受けて、確信に満ちた口調でハキハキと言った。

「ヤンロエルはジョンアイデルの神格化はもちろんだが、それを利用する計画も立ててる」その時、まるで運命に導かれるかのように、ジョンアイデルが部屋に入ってきた。ジョンアイデルは静かに、しかしハキハキと語り始めた。

「なんとなくとは気づいてるよ。ヤンロエルさんは利用するとか言う一方的な存在にはならないと言うが、こっちはこっちでSMOのことを調べたよ。そしたら、魔族を利用した実験の記録があったからね」その言葉に、部屋の空気が一瞬緊張感に包まれた。ジョンアイデルの言葉は、ヤンロエルの計画だけでなく、SMOの裏側に潜む危険と真実を突きつけていた。アレイスターは、ジョンアイデルの変化に気づき、冷静にハキハキと指摘した。

「ジョンアイデル、君、少しばかり姿変わったな。獣耳が生えてるし」ジョンアイデルは自信を持ってハキハキと言った。

「マレブランケの力が目覚めましたからね」その言葉には、新たな力を得た誇りと覚悟が感じられた。アレイスターは、ジョンアイデルに冷静に説明した。


「マレブランケ、12体の魔族で構成されてる穏健派魔族。この12体には協力してもらったことがあるよ。君がその力をそのまま受け継いだってことは、あの人工魔族の子孫ってことか」ジョンアイデルは、驚きを隠せない様子でハキハキと聞き返した。

「人工魔族?今そう言いましたか?魔族を人為的に作ったんですか」アレイスターは、淡々と答えた。

「そうだけど」ジョンアイデルは、怒りをあらわにしてハキハキと言った。

「生き物を人為的に作るなんて正気の沙汰ではない!アナタもやはりSMOの一員ですね!クリミナルデビルの犯罪行為も許せないけど、貴方達がやってる生物実験も許せない!それこそ差別の助長ですね!」ジョンアイデルの言葉には、SMOに対する強い怒りと、生命倫理に反する行為への強い拒否感が込められていた。彼の正義感と倫理観が、SMOの暗部を暴き出そうとしていた。アレイスターは、冷静にハキハキと答えた。

「だが、人工魔族001がいなかったら君は存在しなかった。やったことは褒められたもんではないけど、魔族を認めさせるにはこういうことも…」その言葉に、ジョンアイデルは壁に拳を激しく打ちつけて怒りを爆発させた。

「魔族を認めさせるために、個人的なエゴに付き合え?やはりヒトって汚い!分かり合うために話し合いとかすればいいのに!」ジョンアイデルは、決意を込めてハキハキと言った。

「俺は俺で動く!SMOの協力関係は切らないが、そちら側が利用しようとしてるなら、こっちも利用するだけ利用する!」ジョンアイデルは、アレイスターに背を向けた。その獣耳がぴくりと動く。

「俺は俺で動く。SMOも、お前たちの思惑も、全て利用してやる。この格闘大会で、俺は頂点に立つ。それが、俺のやり方だ!」そう言い残し、ジョンアイデルはその場を去った。彼の足取りは力強く、その眼差しには、格闘大会の頂点、そしてその先の未来を見据える強い決意が宿っていた。そして、格闘大会開催まで残り3日となった。会場の一角に設けられた受付には、出場を希望する者たちが次々と訪れ、その名を連ねていた。受付期間終了間際、人影もまばらになった頃、ジョンアイデルが姿を現した。彼は無言で受付用紙を手に取り、迷いなく自身の名を記す。その筆致には一切の迷いがなく、ただ静かに、しかし確かな決意が込められていた。係員が最終確認のため用紙を受け取ると、ジョンアイデルは一瞥もくれず、そのまま踵を返した。彼が記入したその瞬間が、まさに受付の締め切り時間だった。ジョンアイデルは、文字通り"一番最後"に、この戦いの舞台へと足を踏み入れたのだった。ジョンアイデルは力強くハキハキと言い放った。

「絶対に負けない!負けは許されない!勝ちまくって優勝する!」その言葉には揺るがぬ決意と自信がみなぎっていた。彼の闘志は、頂点への道を確実に切り拓いていくだろう。

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