エピック38【ラプラスなど】
アルカシティに戻ったジョンアイデルは、ラプラスとの契約に向けて、静かに闘志を燃やしていた。
「次は、ラプラスとの契約だ。だが、ラプラスは、一体どんな試練を課してくるのだろうか…。」ジョンアイデルがラプラスとの契約を提案すると、ミラとアルセンスが現れ、ラプラスとの契約が容易ではないことを示唆した。ミラは、ラプラスの異名について言及した。
「ラプラスは、特異の精霊。その異名が示すように、彼女は他の精霊とは全く違う存在だ。」アルセンスは、ラプラスとの関係について語った。
「アタシとラプラスは、姉妹みたいなものだけど、彼女の気持ちは、アタシにも分からない。スネジアに行くのは、危険かもしれないわ。」ジョンアイデルは、覚悟を決めたように言った。
「分かっている。ラプラスとの契約は、危険かもしれない。それでも、俺は契約しなければならない。フォンセの力を受け継いだ俺には、神になるという使命がある。そのためには、全ての精霊の力が必要なんだ。」クレティアは、何かを思い出したように言った。
「ラプラスは、天族に近い性質を持っているわ。天の精霊とも呼ばれるけど、彼女が本当に天界の味方なのかは分からない。」ジョンアイデルは、スネジアへの出発準備をしながら、クレティアの身を案じた。
「スネジアは寒いから、防寒は必須だ。クレティア、いつもの格好はやめてくれ。君の体が心配なのはもちろん、周りの人に余計な気を遣わせたくないんだ。」ソロモンの出現は、ラプラスとの契約が容易ではないことを暗示していた。
「精霊との契約、か。私も数多くの精霊と契約を交わしてきたが、最も重要なのは、互いの信頼関係だ。ジョンアイデルくん、ラプラスは人の深層心理を見抜く力を持つ。嘘や偽りは彼女の前では無意味だ。もし、欺こうとするならば、想像を絶する罰を受けることになるだろう。」ソロモンは、教師のような口調で、しかしその眼差しは鋭く光っていた。
「今回のレッスンは、ラプラスとの契約を"成功"させることだ。私も同行し、君たちの実力を見極めよう。期待しているぞ。」ジョンアイデルたちは、ソロモンと共にエアシップに乗り込んだ。いつもの賑やかさはなくどこか緊張感が漂っている。スネジアへ向かうエアシップの中で、彼らはラプラスとの対峙に備えて、静かに覚悟を決めていた。3時間後、ジョンアイデルたちはスネジア空港に降り立った。肌を刺すような寒さが、彼らを一気に包み込んだ。ジョンアイデルは、地図を見ながら言った。
「ラプラスは、ツンドラとタイガの間にあるババヤガ山にいるかもしれない。しかし、そこは魔物が棲む危険な場所だ。慎重に進む必要があるな」地元住民は、不安げな表情で言った。
「ババヤガ山近くは、ズメイの縄張りだ。あそこへ行けば、必ずズメイと遭遇するだろう。それでも、ラプラスに会いたいのか?」ジョンアイデルの言葉は、彼の覚悟を示すものだった。
「ババヤガ山に龍がいるのは分かっている。それでも、私は行かなければならない。ラプラスとの契約は、世界を救うために必要なことだから。もし、龍が邪魔をするなら、私はそれを乗り越える。」地元住民は、何かを悟ったように、赤紫の種を差し出した。
「…運命だと言うのなら、これを持っていきなさい。」ジョンアイデルは興味深そうに尋ねる。
「これは…一体?ただの種には見えませんが…何か秘密があるんですか?」地元住民は説明するように言う
「エクスシード。投げつければ爆発する。この種が、お前さんたちの運命を大きく変えることになるだろう」
ジョンアイデルとクレティアは、タイガ地帯の奥深くへと足を踏み入れた。その時、彼らの前に、異様な姿をした獣たちが現れた。茶色の毛皮に覆われ、狼のような鋭い牙と猪のような鼻を持つ獣。そして、もう一匹は、雪のように白い毛並みをした、気高い雰囲気の狼だった。ジョンアイデルは、警戒しながら言った。
「ガルビーストとフェルビーストか」ジョンアイデルとクレティアがガルビーストとフェルビーストとの戦闘態勢に入った瞬間、予想外の出来事が起こった。彼らの背後から放たれた矢弾が、ガルビーストとフェルビーストを正確に射抜き、二匹の獣は抵抗する間もなく倒れ伏した。ジョンアイデルは、背後からの援護に感謝しつつも、ソロモンではないことに気づいた。
「ソロモン先生ではないですね。」後ろを振り返ると、そこにいたのは意外な人物だった。ジョンアイデルは驚いたように言う
「ドミネスト!?」ドミネストは息を切らしながら言う
「ひどいじゃないか、置いていくなんて。」ジョンアイデルは、ドミネストが追ってきた理由を察しながら、少し呆れたように言った。
「いや、置いていくもなにも、勝手についてきたんでしょう。まさか、ラプラスのことを聞きつけて…?」ドミネストは、ジョンアイデルにラプラスの真の力を伝えようとした。
「ラプラスとの契約は、単なる精霊との契約ではない。それは、お前たちの運命を大きく左右する。かつては私もラプラスと契約し、その力で皇位を掴んだ。ラプラスは、選定、精神、裁判を司る、特異な精霊だ。その力は、皇位継承だけでなく、世界の未来すら左右する。」ジョンアイデルは、ドミネストの真意を測りかねながら、牽制するように言った。「着いてきたのはしょうがない。だが、邪魔だけはしないでくれよ。ラプラスとの契約を邪魔するようなら容赦しない。」ドミネストは、ジョンアイデルの強い決意に、言葉を失いそうになりながら、なんとか答えた。
「わ、分かっているのだ。ラプラスとの契約、成功させてみせるのだ。」長い道のりを経て、ついにジョンアイデルたちは麓に到着した。そこに待ち構えていたのは、想像を絶する威容を誇るズメイだった。青紫に輝くその姿は、神々しいオーラを放っていた。ズメイは、世界を拒絶するかのような咆哮を上げた。その声は、ジョンアイデルたちの希望を打ち砕こうとするかのようだった。ジョンアイデルは、その絶望的な状況に立ち向かうように言った。
「やはり、このままではいけない。ズメイはもともとは穏やかな神龍と聞く。必ず、元の姿に戻してみせる」ズメイは、深い悲しみを湛えた声で苦しそうに言った。
「差別や偏見は絶えない… なぜ、人は互いを理解し合えないのだ…」ジョンアイデルは、ズメイの言葉を否定するように、力強く言った。
「まだ諦めるべきではない。確かに差別や偏見は続いている。だが、それでも私は信じている。人は、いつか必ず分かり合える。」ズメイは、諦めを込めた声で、静かに言った。
「分かり合うか…。それは無理だろうよ…。龍やドラゴンは所詮はヒトとは異なる存在。感覚も、体の作りも、思考も、全てが違うのだから。」クレティアは、自分の経験を語るように、少し照れながら言った。
「確かに、最初は色々あったよ。でも、ワタシとジョンアイデル達は、お互いを理解しようと努力したから、今はうまく行ってるんだよ。」ズメイは、過去の苦い経験を思い出しながらも、クレティアの言葉に心を動かされた。
「確かに君達はそうだな。君達の言葉を信じて、もう一度だけ試してみよう。神界に戻ろう。だが、私はもう二度と裏切られたくない。どこの勢力にも属さず、自分の意思で生きる。」ジョンアイデルは、未来を見据えるように、力強く言った。
「なあ、俺、神になったら、今までのカルデアとは全く違う、新たな勢力をつくろうと思う。カルデアの名は冠するが、その精神を受け継ぎ、さらに発展させた、ノウムカルデアを。」クレティアは、ジョンアイデルの壮大な計画に、少し不安を感じながらも、確認するように言った。
「なるほどね。そんなに多くの勢力をまとめられるの? 邪神連合、ネメシア勢力、ガイア連盟、カルデア勢力、そして虚構神性からの転向神も受け入れるなんて、本当にうまくいくのかな?」ジョンアイデルは、覚悟を決めたように、力強く言った。「俺、気づいてるんだよね。複数の視線が、俺たちに注がれてることにさ。きっと複数の勢力の神様が、俺たちの動向を見守ってるんだろうね。しかも、5つもの勢力からね。まあ、まさか、こんな大舞台になるとは思いもしなかったけどね。だが、やるしかない。」クレティアは、神々の視線を感じながらも、決意を新たにした。
「さあ、ババヤガ山を登ろう。私たちの未来は、ワタシたちの手で切り開くんだ!」ジョンアイデルたち四人は、険しいババヤガ山を、一歩ずつ登っている。ババヤガ山の頂に、不釣り合いな建物が建っていた。それは、おとぎ話に出てくる魔女の家というより、むしろ裁判所と呼ぶにふさわしい異様な建造物だった。苔むした石壁、鉄格子のはまった窓、そして正面に掲げられた天秤の紋章が、異質な雰囲気を醸し出していた。ジョンアイデルは、覚悟を決めた表情で、屋敷の扉を開けた。そして、クレティアたちを促し、先に進んだ。屋敷の中は、外観からは想像もできないほど、荘厳な空間だった。正面には、天秤を持った女神の像が、厳かに鎮座している。そして、壁際には十二体の天使の像が、まるで裁判を見守る証人のように並んでいた。ジョンアイデルは、目を凝らして、その異様な光景を見つめた。
「やはり異様だな。」本来なら扉があるべき場所に、まるで別の世界に繋がっているかのような、空間の歪みが生じていた。しかも、その空間の歪みは一つではなく、四つも存在した。それぞれ赤、青、黄色、緑色に輝いている。ジョンアイデルが赤い空間の歪みを選んだ瞬間、周囲の空気が一変した。これから一体何が起こるのだろうか。ジョンアイデルが赤い空間の歪みを選んだ瞬間、周囲の空気が一変した。これから一体何が起こるのだろうか。赤い空間の歪みを抜けると、そこはまるで血で染め上げられたかのような異様な空間だった。床、壁、天井、すべてが鮮血のような赤色に染まり、ジョンアイデルたちの肌を粟立たせた。ジョンアイデルは、血の匂いに顔をしかめながら推測を述べた。
「この異様な空間は…、まさか、処刑場なのか?」処刑場の奥には、フードを深く被り、顔の見えない者が、鎌を携えて浮遊していた。その異様な姿は、まさに死神そのものだった。死神は、冷たい視線をジョンアイデルたちに向けたまま、動こうとしなかった。判決がまだ下されていないため動けないのか。それとも、彼らが罪無き者だと見抜いているのか。死神は、ジョンアイデルたちに、意外な言葉を告げた。
「無罪なる者がここに来るとはな…。ラプラス様の試練を受けているか…。天秤の剣を手に入れよ。」天秤の剣とは一体何なのか。そして、それを手に入れることで、彼らは何を得られるのだろうか。死神の言葉に従い、ジョンアイデルたちは処刑場の奥へと進んだ。そして、そこで赤い槍を手に入れた。ジョンアイデルは、赤い槍の正体に気づき、ハキハキと語り出した。「これは、ロンゴミニアド…! こんな場所に聖槍があるとは、一体どういうことだ?」ジョンアイデルたちは、ロンゴミニアドを携え、元の場所へと戻った。赤い空間の歪みは消え去り、そこには何もない。彼らの前には、青、黄色、緑の三つの歪みが、静かに佇んでいた。ジョンアイデルたちは、迷うことなく、静寂と神秘を秘めた青い空間の歪みへと足を踏み入れた。青い空間の歪みの先に広がっていたのは、激しい風が吹き荒れる異様な空間だった。にもかかわらず、肌を刺すような寒さはない。視界を埋め尽くすのは、ただひたすらに青い世界。床も、天井も、壁も、すべてが青色に染まっている。ジョンアイデルたちは、青い空間を歩き続けた。すると、目の前に現れたのは、青い光に照らされた、キリスト教の墓地だった。風が墓石を撫でる音が、静寂を破る。ジョンアイデルは、墓地の雰囲気を肌で感じ取り、冷静に分析した。
「この空間は…、鎮魂がテーマのようだな。」静寂に包まれた墓地の中、ジョンアイデルたちは息を潜めて進んだ。すると、前方にかすかな人影を発見した。青黒いフードを被った男は、ジョンアイデルの心の奥底を見透かすように言った。
「汝に問う。そこの龍皇女と夢魔との混じり、どちらか片方しか選べないとするならば、どちらを后にする?」ジョンアイデルは覚悟を決めたように答えた。
「クレティアを選ぶよ。そして、アスモディンは側近に向かい入れる。」男は、何かを確かめるように言った。「そうか。まあ、お主のことだからな、どちらとも見捨てられないだろう。よい、先に進め。」ジョンアイデルたちは、男の言葉を胸に、墓地の奥へと進んだ。すると、台座の上に、奇妙な剣を発見した。握り手はあるが、刃がない。鍔だけが、天秤の形をしている。赤と青の空間の歪みを攻略したジョンアイデルたちは、残された二つの歪みを見つめた。黄色と緑。次に進むべき道は、一体どこなのだろうか。黄色と緑。残された二つの歪みの中で、ジョンアイデルたちが選んだのは、鮮やかな緑色の歪みだった。ジョンアイデルたちは、緑の歪みを抜け、目の前に広がる光景に息を呑んだ。そこは、緑豊かな草木が生い茂る、まるで楽園のような場所だった。緑豊かな自然を前に、ジョンアイデルはハキハキと語り出した。
「今度は打って変わって自然豊かなところか。一体、ここで何をすればいいのだろうか。」静寂を破り、ジョンアイデルたちの前に姿を現したのは青銅でできた、圧倒的な存在感を放つゴーレムだった。ジョンアイデルは、ゴーレムの出現に冷静に対処した。手に持ったエクスシードを、ゴーレムに向かって投擲。エクスシードは、ゴーレムに命中すると同時に爆発し、その強大な力でゴーレムを破壊した。ジョンアイデルは、バラバラになったゴーレムの残骸を注意深く調べた。そして、驚きの声を上げた。「このゴーレムの素体は、精銅でできているのか。それに、これは…エンシェントコア!さっき手に入れた剣の柄の根元に、ぴったりとはめ込めそうだ。」ジョンアイデルは、奥へと進み、そこで鋳型を拾い上げた。その後、彼は空間の歪みがある場所へと戻り、残された最後の歪み、黄色の空間へと足を踏み入れた。まばゆい光に包まれ、ジョンアイデルたちが辿り着いたのは、砂漠のような場所だった。黄色の空間の歪みの先は、一面の砂場となっていた。ジョンアイデルは、新たな道へと続く扉を力強く開け放ち、その先へと足を踏み入れた。ジョンアイデルたちが鍛冶屋に入ると、一人の女性が姿を現した。
「おやおや、ここに客人がくるとはねぇー。アタシはヘパイトス、元カルデア所属だったが今は無勢力だ。」彼女は、鍛冶神だった。ジョンアイデルは、ヘパイトスに目的を伝えた。「もし可能でしたら、剣を作っていただきたいのです。天秤の剣というものが必要でして、素材と鋳型、それに柄だけは揃っています。」彼はそう言いながら、剣の柄、精銅、鋳型、そしてエンシェントコアを取り出した。ヘパイトスは、彼の言葉に目を輝かせた。
「任せな!アタシにできることなら、喜んで協力するぜ!天秤の剣、作ってやる!」彼女は早速、鋳型に柄をはめ込み、精銅、オリハルコン、ヒヒイロカネ、ミスリルを炉に投入。それらを高温で溶かし、独自の合金を作り出した。そして、溶けた合金を慎重に鋳型に流し込み、剣の刃を形作った。最後に、彼女は真っ赤に熱された剣を叩き、丁寧に形を整えていった。ヘパイトスは、丹精込めて作り上げた刃と柄を、熟練の技で一体化させた。そして、剣全体を丁寧に鍛え上げ、その強度と美しさを高めていった。最後に、彼女は柄の根元にエンシェントコアをはめ込み、剣に神秘的な力を宿らせた。ヘパイトスは、満足げな表情でジョンアイデルに語りかけた。
「ほれ、出来たぞ、天秤の剣。アタシにできることはここまでだ。これを使いこなせるかどうかは、持ち主次第だがな。」ヘパイトスから天秤の剣を受け取ったジョンアイデルは、再び空間の歪みがあった場所へと戻った。すると、そこにはもう歪みはなく、正面に巨大な扉が現れていた。ジョンアイデルは、目の前に現れた扉を開け、その奥へと進んでいった。扉の向こうでジョンアイデルたちを待っていたのは、精霊ラプラスとルミカだった。扉の先で、精霊ラプラスは荘厳な声で言った。
「因果と虚構と共栄を司りし者よ、よくぞここまでたどり着けた。」ルミカは、まっすぐジョンアイデルを見つめて言った。
「私の目的は天秤の剣だよ、ジョンアイデル。あなたが持っていることは、わかっているわ。」ジョンアイデルは、ルミカに天秤の剣を渡すことを拒んだ。
「これはラプラスとの契約に必要なものだ、簡単に渡すことはできない。」しかし、ラプラスはそれを否定した。
「別に必要なものはアマゾナイトの指輪だけさ。天秤の剣が必要って言ったのは、ただ悪用されないための方便だよ。」ラプラスの言葉は、ルミカの真の目的を隠蔽するためのものなのだろうか。ジョンアイデルは、ラプラスの言葉に疑念を抱いた。
「方便って、真実を見抜く精霊がそんなことを言うのか…?」ラプラスの言葉の真意は何なのだろうか。ジョンアイデルの言葉を受け、ラプラスは弁明した。
「確かに私は嘘は嫌いだが、それは悪意ある嘘に限る。」ラプラスの言葉は、ジョンアイデルの疑念を晴らすことができるのだろうか。ジョンアイデルは、ラプラスに向かって決意を表明した。
「我が名はジョンアイデル、他種族が分かり合う場所を作るため、汝との契約を望む者なり。」ジョンアイデルの言葉に、ラプラスは深く頷いた。「よかろう、契約は結んであげよう。」その言葉と共に、アマゾナイトとラプラスの間に光の線が繋がり、契約へのパスが確立された。契約成立後、ルミカはジョンアイデルに提案した。
「ジョンアイデル、私のクラディウスと天秤の剣を交換しない?」ジョンアイデルは、その提案を受け入れた。「いいだろう。」ルミカの真の目的は何なのだろうか。こうして、天秤の剣とクラディウスは交換され、それぞれの手に渡った。次の場面は、神界。山の上に位置する聖地には、胸の大きな小柄な神が佇んでいた。
神はジョンアイデルを見つめ、語りかけた。
「ジョンアイデル、カルデアが目を付けているからどんな存在かと思って調べてみたら、ものすごい存在だね。因果、虚構、共栄の概念を宿すか。新たな秩序を作るのかもしれないね。」その神の名はネメシス。ネメシア勢力に属する神の一人である。場面は変わり、神界の広大な洞窟。そこには複数の神々がおり、中でもひときわ目立つ女神がいた。
女神エリスは、興味深そうに言った。「カルデア勢力が目をつけてる者の一人がジョンアイデルねぇー。我々、邪神連合に加わればいいけど、多分加入しないよね〜。」次の場面は、神界の森の奥深くに佇む神殿。その神殿には複数の神々がおり、中でも身長140cmの女神が目を引いた。
彼女の名はイザナミ。彼女は言った。「なるほどねぇー、ジョンアイデル、新たな自然と循環を作る可能性がありしものか。」場面は変わり、ジョンアイデルたちの様子が映し出されるソロモンはジョンアイデルの成長を認め、ハキハキと告げた。
「レッスンクリアだ、ジョンアイデル。君の精霊神としての力は目覚めている。新たな神への一歩でもある。」彼の言葉は、ジョンアイデルの未来を示唆しているのだろうか。その後、突如として禍々しい空間の歪みが現れ、そこから触手が生えた小太りの青年が出現した。
ソロモンは面倒くさそうに、ハキハキとした口調で言った。「こんな時に面倒だな。何しに来た?ラブクラフト!」ラブクラフトは現れると、ハキハキと語り始めた。
「ずいぶんなご挨拶だな、ソロモン。なーに、君たちが見初めた者がどんな者か直接見に来ただけだよ。なるほど、ジョンアイデルくんにクレティアさん、確かに君達は何かを変えそうな力を持ってるな!まあ楽しみ、我々、虚空神性に何をもたらすか」ジョンアイデルは顔をしかめて言う
「なんかヤバいのは分かるな!クトゥルフ神話由来か。じゃあ、あの時、ショゴスとウボサスラを俺たちの前に差し向けたのは」ラブクラフトはこともなげに答える
「そうだ、私のシナリオだ」クレティアはハキハキとした口調で異議を唱えた。
「神が干渉していいことと悪いことがあるのでは。ましてや物界の生態に関わることに干渉するのは御法度では」ラブクラフトはそれを遮るように、ハキハキと言った。
「生命も文明も技術も最初はこの世界には何もなかった。だが、創造神によって生み出された。我々もカルデラも邪神連合もガイア連盟もネメシア勢力も、しょせんは作られしもの」ジョンアイデルは強い意志を込めて、ハキハキとした口調で言った。「神によって最初は作られたのは分かった。だからと言って共存の道を潰すなら、俺は誰であろうと許さん!例え最高神であろうとな!」ラブクラフトはジョンアイデルの言葉に感銘を受けたように、感嘆を込めた声で言った。
「それでいい、君は面白い。新たな神になった時の行動は楽しみにしてるよ」そう言うと、禍々しい空間の歪みを作り出し、その場から姿を消した。その後、ジョンアイデルたちは飛行船に乗り込み、アルカシティへと帰還した。ジョンアイデルは決意を新たに、ハキハキとした口調で言った。
「そろそろ、次の神格のメダルを手に入れよう」クレティアはそれを確認するように、ハキハキと言った。
「確か黄のメダルだよね。ってことは、黄の神殿に挑むんだよね」ジョンアイデルは、ハキハキと肯定した。「そうだよ」クレティアは黄の神殿について説明し、ハキハキと語った。「黄の神殿は恩羅院大陸の西の島にあるんだっけ。あそこは砂地以外は詳細は分からないな」彼女の言葉は、新たな冒険の困難さを示唆している。ジョンアイデルは強い意志を漲らせ、ハキハキと言い放った。
「どんな困難でも乗り越える」彼の言葉は、周囲を鼓舞する力を持っていた。




