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エピック26【雪山岳と古の森】

次なる契約精霊を求めて、ジョンアイデルたちはケルト国へとやってきた。次なる精霊は冷気の精霊:フロストと緑の精霊:ピュトンである。

「さすがに北側だから少し寒いな」ジョンアイデルは周囲を見渡した。ジョンアイデルはスニャクタ山岳の方角を指し示し、高らかに宣言した。

「フロストはスニャクタ山岳にいるな。まずはそこに向かうぞ」ジョンアイデルたちは、冷気の精霊フロストが待つスニャクタ山岳へと歩を進めた。スニャクタ山岳の麓に到着したジョンアイデルたちは、目の前にそびえ立つ山頂を見上げた。

「フロストは山岳の頂上にいるな」ジョンアイデルは、その存在を感じ取った。ジョンアイデルたちは、氷の柱や雪玉が作り出す幻想的な風景の中、スニャクタ山岳の山道を登っていく。ジョンアイデルは、スニャクタ山岳の山道を進みながら、万年雪と万年氷について語り始めた。

「スニャクタ山岳には絶対溶けないと言われてる万年雪や万年氷があるな。これらはサンプルとして持ち帰ろう」そう言って、ジョンアイデルは手際よく万年雪と万年氷をインベントリに収納した。プラチヌムは、いつものビキニのような服の上に直接防寒ローブを羽織っていた。

「それにしても寒い」震えるプラチヌムを見て、クレティアは呆れたように言った。

「そりゃいつもの服装の上に防寒ローブだけだと当然だよ」ジョンアイデルたちが山岳を登りきると、そこにはフロストの姿はなかった。代わりには、雪だるまの頭部に冷蔵庫のような胴体、背中にはクーラーのようなものがついた、奇妙なモンスター、フリーズンデビラーが立ちはだかっていた。突如、フリーズンデビラーがけたたましい声を上げた。

「ブービョオオオーー!我が名はフリーズンデビラー!お前らが探し求めるフロストとやらは、私の胴体の中に閉じ込められているのだ!ガーハッハッハッハ!」フリーズンデビラーの言葉を聞いたジョンアイデルとクレティアは、怒りに震えた。

「何と罰当たりなやつだ!こんなやつは天罰下してやる!」ジョンアイデルは憤慨した

「そうだね!こんなヤツは倒してやるんだから!」クレティアも同意した。フリーズンデビラーは、ジョンアイデルたちを嘲笑うかのように、氷柱を構えた。

「ブービョオオオーーー!俺様を倒すだと!?笑わせるな!」次の瞬間に、手の先から無数の氷柱が放たれた。フリーズンデビラーの攻撃を前に、クレティアは迷わずイフリートを召喚した。

「イフリート!」炎の精霊イフリートが現れ、その熱で氷柱を溶かしたフリーズンデビラーは、クレティアの精霊召喚能力に警戒心を抱いた。

「厄介だな、精霊使いは…」背中のクーラーから冷風を噴射し、周囲を凍てつかせようとした。事態を打開するため、ジョンアイデルは奥の手を使うことを決意した。

「魔天霊依!」彼の身体に魔力が集まり、異形の姿へと変貌を遂げた。魔天霊依を発動させたジョンアイデルは、クレティアに冷静に告げた。

「クレティア、今回はイフリートの力を纏うぜ!なお、霊依を使っても精霊駆使は可能だ」イフリートは、ジョンアイデルに力を貸すことを認めつつも、釘を刺した。

「まさか、お前に力を貸すことになろうとはね、まあ、いいだろう。だが、その魔天霊依は今は長くは使えないんだろう?」ジョンアイデルは、イフリートの懸念を理解し、説明を続けた。

「まあ、そうだがな。だが、単一属性の精霊の場合なら多少は長くできる」ジョンアイデルは、イフリートの力を宿した炎の剣を生成し、一気にフリーズンデビラーに斬りかかった。炎の剣は、フリーズンデビラーの腕を容易く切り落とした。ジョンアイデルの炎の剣が腕を切り落とした直後、フリーズンデビラーは困惑の色を隠せなかった。

「んなぁーー、腕を切り落としただと!?」フリーズンデビラーが腕を失ったことに気を取られている隙に、クレティアは背後へと回り込み、強力な蹴りを叩き込んだ。クーラー装置は、衝撃で砕け散った。クレティアの蹴りがクーラー装置を破壊した瞬間に、フリーズンデビラーは絶望的な表情を浮かべた。

「な、なんだと!?クーラー装置まで損傷させただと!」ジョンアイデルは、フリーズンデビラーを倒すため、最後の力を振り絞り、クリスタルを抜き取った。ジョンアイデルがクリスタルを抜き取った瞬間、フリーズンデビラーは力を失い、仰向けに倒れ込んだ。その胴体の扉が開き、フロストが解放された。フロストが解放されると、フリーズンデビラーの肉体は存在意義を失い、雪となって消滅した。フリーズンデビラーから解放されたフロストは、嬉しそうに声を上げた。

挿絵(By みてみん)

「あー、狭苦しかった!」フロストは、ジョンアイデルとの出会いを運命だと感じ、期待を込めて尋ねた。

「んで、妾と契約を結ぶのか?」フロストの問いかけに対し、ジョンアイデルは冷静に答えた。

「契約するのはオレではなくクレティアだ」クレティアは、フロストに自分の理想を伝え、契約を申し込んだ。

「我が名はクレティア、汝とは契約を交わすことを望む、求めることは他種族との共存と差別や偏見をなくすこと」クレティアの申し出に対し、フロストは冷静に答えた。

「そうか、アパタイトがあれば契約できるぞ」クレティアの首飾りにあるアパタイトの指輪が、静かに輝き始めた。その光は徐々に強さを増し、まるで道標のように、彼女の進むべき方向を指し示した。光のパスは、過去と未来、そして異なる世界を結びつけ、新たな物語の幕開けを告げている。フロストとの契約が無事に完了し、クレティアは新たな決意を胸に抱いた。

「フロストとの契約は終わったな、次はピュトンだな、この雪山岳を越えた先の森だな」クレティアの言葉を受け、ジョンアイデルは冷静に分析した。

「デビルモンスターが精霊を捕らえたり精霊の力を使うことがあるかもしれないな」そして、ジョンアイデルたちは雪山岳を越えて、次の目的地へと向かった。ジョンアイデルたちは、雪山岳を越え、ついに森へと足を踏み入れた。ジョンアイデルは、その森について説明を始めた。

「古の森、正式な名前はシャーウッドの森、英雄ロビンフッドが活躍した場所とも知られてる」ジョンアイデルたちが森の中を進んでいると、木々の間から、緑色の服を着た男が姿を現した

挿絵(By みてみん)

緑色の服を着た男は、ジョンアイデルたちに笑顔で話しかけた。

「君たちこの森に入ってくるなんてね、ボクはロビンフッド」ジョンアイデルは、ロビンフッドの言葉を分析し、矛盾点を見抜いた。

「ロビンフッドは17世紀から19世紀に活躍した義賊であり狩人、今まで生きてるとは考えにくい!おい!貴様!伝説の人物の名前を簡単に名乗るな!ニセモノめ」ジョンアイデルの言葉に、ロビンフッドはムッとした表情を浮かべ、弓を取り出した。

「誰がニセモノだって!だったら腕前を見せてやる」ロビンフッドは、まるで踊るように弓を操り、次々と矢を放った。ジョンアイデルの背後の木に、ロビンフッドの矢が深々と突き刺さった。ジョンアイデルは、その腕前に驚きながらも、疑いの目を向けた。

「確かに腕前は高い、だが、お前がロビンフッド?」ロビンフッドは、ジョンアイデルの疑念を晴らすように言った。

「驚くのも無理はない!ボクはあの後に不老不死の加護を得たのさ、それで、今も生きてるんだよ」クレティアは、ロビンフッドに近づき、静かに尋ねた。

「ピュトンのいるところは知ってるのかしら?」ロビンフッドは、クレティアの問いに頷き、答えた。

「もちろん、ピュトンは大樹のそばの祭壇にいる、しかし、気をつけたまえ!つい最近、その道中に穢れをまとった罰当たりなモンスターがいる」ロビンフッドの言葉を受け、ルミカは冷静に分析した。

「十中八九、デビルモンスターだね」プラチヌムは、うんざりした表情で答えた。

「クリミナル・デビルは本当余計なことが多いんだから」ロビンフッドは、ジョンアイデルたちに近づき、友好的な態度で言った。

「ここはボクも同行しよう、人手が多いほうが進みやすいし」ジョンアイデルは、ロビンフッドの目を見て、頷きながら言った。

「よろしくな。ロビンフッド」ロビンフッドに近づいたプラチヌムは、彼の顔を覗き込み、目を輝かせながら言った。

「あら、よく見たら美形じゃない、ジョンとは違った魅力があるね〜」プラチヌムの言葉に、ロビンフッドは顔を赤らめ、照れくさそうに言った。

「は、恥ずかしいですよ、君はアールヴ族ですか」プラチヌムは、ロビンフッドの質問に答えアールヴ族について説明した。

「ワタクシはアールヴだよ、自然や精霊と共存する種族だよ、まあ、最近は技術発展を目指すものもいるけどね」ジョンアイデルたちは、ロビンフッドを加えて、ピュトンのいる場所へと足を進めた。しかし、しばらくすると、巨大な大樹が道を塞ぎ、行く手を阻んだ。ジョンアイデルたちが立ち止まると、その大樹の表面に、不気味な顔が浮かび上がった。

「キキキキー、お前たちが来るの待ってたぞ、我が名はフォレストデビラー、貴様らから養分を吸い取ってやるぞ!」フォレストデビラーの出現に、ロビンフッドは冷静さを保ちつつ、言った。

「森林の木に擬態するとは」プラチヌムも、その能力に興味を持ち、分析するように言った。

「まさか、自然物を使って生み出すとは」ジョンアイデルは、フォレストデビラーの特性を瞬時に見抜き、仲間に向かって冷静に指示した。

「弱点は毒と炎と冷気だな」フォレストデビラーが放った樹の実が迫る中、クレティアは冷静にイフリートを召喚し、炎の壁で攻撃を防いだ。フォレストデビラーの攻撃を予測していたルミカは、枝が迫る前に剣を振るい、正確に斬り落とした。

「切断!」

「くらえ!エクスシュート!」ロビンフッドが放った矢は、フォレストデビラーの顔面に命中して、爆発した。

「貴様ら〜!ならば、コイツはどうだ!」フォレストデビラーは叫び、無数の根を伸ばしてジョンアイデルたちを攻撃する。しかし、ジョンアイデルが根に触れると、根はまるで幻のように消え失せた。フォレストデビラーは、信じられないといった表情でジョンアイデルを見つめた

「そんなの聞いたことないぞ!ジョンアイデルに消滅能力があるなんて」ジョンアイデルは、少し得意げに言った。

「学業終了して夜は能力の特訓をしてたんだよ、俺の概念能力でなにができるか手探りながらね、そして、真の名前が分かったんだよ、俺の能力は“虚構の概念”だな、虚構はなんでも出来る、無に返すことも生み出すことも付与も破壊もな、だが、知識を蓄えなけばいけないってのはあるけどな」フォレストデビラーは、最後の手段として、木の葉に潜んでいた虫や鳥を操り、ジョンアイデルたちに襲いかかる。しかし、プラチヌムが美しい歌声を響かせると、虫や鳥は魅了されたように静まり返った。

「これで終わらせる!大木斬!」ジョンアイデルは、斬撃の概念をまとった手刀で、フォレストデビラーを真っ二つにした。フォレストデビラーの肉体は真っ二つになり、やがて消滅した。最後に残ったのは、禍々しい光を放つビーズのようなアイテムだった。ジョンアイデルは、フォレストデビラーの残した禍々しいビーズを手に取り、その能力について思案した。

「有機物、無機物関係なく命を吹き込むか、精神エネルギーを入れただけで新たな命を宿すか」フォレストデビラーを倒した後、ジョンアイデルたちは森を進んだ。そして、ついに中心にある巨大な大樹にたどり着いた。大樹の祭壇では、ピュトンが静かに舞い踊っていた。その姿は、神聖な儀式を執り行っているかのようだった。

挿絵(By みてみん)

ピュトンは、ジョンアイデルたちに優雅に微笑みかけた。

「あら、来客ですね、ワタクシはピュトン、緑の精霊であり、植物を操れます」ピュトンの言葉に呼応するように、クレティアは静かに語り始めた。

「我が名はクレティア、汝とは契約を交わすことを望む、求めることは他種族との共存と差別や偏見をなくすこと」クレティアの言葉を受け、ピュトンは冷静にジョンアイデルたちに語りかけた。

「ベリルを持ってるなら契約可能です」クレティアの首飾りにつけられたベリルの指輪が、突如として輝きを増した。そして、ピュトンとクレティアの間に、目に見えないパスがつながった。パスがつながった後、ピュトンはジョンアイデルに近づき、その内なる力を見抜いたように言った。

「君、精霊に近いところあるね」精霊の力を感じさせる緑色のハンドアサルトショットガンが、ピュトンの手からジョンアイデルへと渡された。それは、新たな戦いの始まりを告げるかのようだった。ピュトンは、ジョンアイデルに緑のハンドアサルトショットガンを手渡しながら、その能力を説明した。

「その銃は精霊銃だよ、マナなどの自然由来のエネルギーを溜め込んで放出することができるよ」ジョンアイデルたちの物語から離れ、場面はクリミナルデビルの本拠地へ。そこにあるテリオンの研究室は、危険な雰囲気を漂わせていた。テリオンは、フォレストデビラーの敗北を知りながらも、研究室に満ちるエネルギーを感じ取り、満足げに言った。

「フォレストデビラーまでやられたか、だが、エネルギーは十分に集まった、このエネルギーは何かに使える」テリオンは、培養装置の中のデビルモンスターを見つめながら、自らの計画の限界を認識した。

「しかし、あんまり大胆に動かすといざというときがマズイな」テリオンの研究室から一転、場面はジョンアイデルたちへ。ピュトンとの契約を終えた彼らは、これからどう行動するのか、期待と不安が入り混じっていた。ピュトンは、ジョンアイデルの未来を見据え、必要なスキルを伝えた。

「ジョンアイデルって言ったけ、君、回復技を覚えてないね、それは覚えておいたほうがいいよ」そして、ピュトンは次の瞬間、ジョンアイデルにキスをした。ピュトンからのキスに、ジョンアイデルは動揺し、顔を赤く染めた。その瞬間、緑色のオーラが彼の魂に響き渡り、眠っていた力が解放された。ピュトンは、ジョンアイデルに新たな力を与えた目的を説明するように、その能力を語った。

「これでヒールエイドが使えるよ、天技という技だね、天技はエーテルというエネルギーを消費して行う、エーテルは天族や神、魔天族にしか使えない」ジョンアイデルは、エーテルをどのように活用できるのか考えピュトンに質問した

「エーテルは結晶化とかは可能なのか?」ピュトンは、ジョンアイデルの質問に答えた。

「一応は可能だよ、精霊武装とか作るのには使われてるけど、予め天族や魔天族、精霊によって操作しないといけないけどね」ジョンアイデルがエーテルについて理解を深めようとしているのを見て、ピュトンは精霊術についても説明した。

「ちなみに精霊術は契約媒体を介してエーテルとマナやオドを使って召喚駆使してるんだよ、精霊とパスが繋がったものもエーテル操作は可能だよ」ジョンアイデルがエネルギーについて興味を持っているのを感じ、ピュトンはマナ、オド、エーテルという3つのエネルギーについて、その性質と利用可能性を詳しく説明することにした。

「マナは物界や魔獄界、地獄、神界などあらゆる界域の空気中に存在する特殊なエネルギー、そして、オドは生命力由来で体内に取り込んだマナが変化したものである、エーテルは精霊界や神界に多くある特殊なエネルギーで精霊との契約媒体には必ずと言っていいほど閉じ込めてある、マナやオドは誰でも扱えるがエーテルを扱えるものはかなり限られてる」ジョンアイデルは、エネルギーの種類について疑問を抱き、ピュトンに質問した。

「なるほどねぇー、ちなみに精神力由来のもあるんだよね」ピュトンは、ジョンアイデルの質問に答えた。

「それはチャクラと呼ばれてるよ、その力を使えるものは熟練したものしか扱えない、ジョンアイデルはマナもオドもチャクラもエーテルも使える、もちろんクレティアさんも同様、ルミカさんも同様だね、まあ、概念体はエーテルを扱えるけどね」ロビンフッドは、自身の能力を冷静に分析し、不利な状況を覆すことができると信じた。

「そうか、ボクはエーテルは使えないか、だが、何も使えるエネルギーの種類が少ないから不利って訳では無いし」プラチヌムは、ロビンフッドの種族について疑問に思い、質問した。

「ロビンフッドって種族なんなの?」ロビンフッドは、プラチヌムの質問に答えた。

「超人種だよ、元々は普通の人間だが不老不死の加護を受けて普通の人間を超えた人間ってわけだよ」ピュトンとの会話を終えたジョンアイデルたちの前に、突如として黒い不定形の球体のモンスターが現れた。その異様な姿は、周囲の空気を凍りつかせ静寂を切り裂いた。ジョンアイデルは、黒い不定形の球体のモンスターから強烈な威圧感を感じ、その正体を口にした。

「ま、まさか、あのモンスターはウボサスラじゃないか…、クトゥルフ神話の生き物か…」ジョンアイデルたちがウボ=サスラに警戒する中、その前方に黒くグロテスクなスライムが現れた。スライムは、ウボ=サスラを守るように、彼らの行く手を阻んでいた。ジョンアイデルは、ウボ=サスラの前方に現れたスライムを睨みつけ、その正体を呟いた。

「ショゴスまで現れるとは」ジョンアイデルがショゴスの名を発した瞬間、一体のショゴスが彼に向かって飛びかかってきた。ジョンアイデルに迫りくるショゴスを前に、彼は咄嗟にアイテム化のスキルを発動し、ショゴスは光の粒子となってインベントリに収まった。ショゴスがインベントリに吸い込まれるのを見届けたジョンアイデルは、冷静さを保ちながらも、強い口調で言った。

「逃げるぞ!コイツラを倒してはいかんし、倒したら生命体に悪影響を及ぼす」ジョンアイデルが逃げることを指示すると同時に、ショゴスは「テケリ・リ!」という異様な鳴き声を上げながら迫ってきた。ジョンアイデルたちは、背後から迫る恐怖から逃れるために、森の出口へ向かって全速力で駆け出した。ショゴスの「テケリ・リ!」という鳴き声が森に響き渡る中。ジョンアイデルたちが森の出口を目指して全速力で走る中、クレティアが不安そうな声で言った。

「アイツラ!追いかけてくるわ」彼女の言葉通り、背後からはショゴスだけでなく、ウボ=サスラもゆっくりと、しかし確実に迫ってきていた。ジョンアイデルたちが森の出口を目指して必死に走る中、ロビンフッドは爆発する矢をショゴスたちの群れに放った。爆発によってショゴスたちは混乱し、ジョンアイデルたちとの距離が広がった。背後から迫るウボ=サスラとショゴスの脅威を振り切り、ジョンアイデルたちは遂に森を脱出した。森の入り口を見つめながら、ジョンアイデルは不安げな表情で言った。

「まさか、クトゥルフ神話の生き物がいるとは思わなかった、これから先はそういうのも出てくるのか」ジョンアイデルは、クトゥルフ神話の生物の存在に驚きながらも、冷静に分析を始めた。

「クトゥルフ神話由来のアイテムは確かに俺は持ってたが単なる御伽噺としか思ってなかった、しかし、生き物の実在からしてらアイテムの効力も本物かもしれない」場面は変わり、神界のカナンの地。そこは、神々が住まう聖なる場所であった。神界のカナンの地で、リリスは静かに呟いた。

「厄介な種族が目覚めたわね、クトゥルフ神話の生き物、はっきり言ってよく分からないところが多すぎるわね」リリスの言葉を受け、ルーツドランは穏やかに言った。

「だが、滅ぼすわけには行かない、アヤツラも自然の一部、過度的に手を出さない限り無害だ」リリスとルーツドランの議論を聞いていたダビデは、静かに口を開いた。

「それに我々の目的はクトゥルフ神話対策ではない、あくまでもヒトの進化を促すこと」リリスは、ダビデの言葉を遮るように、冷たく言い放った。

「そのぐらいのことは分かってるわよ、偉そうに言わないでくれるかしら」褐色肌でエジプト民謡の服装の猫耳の女神:バステトは、神々の言い争いを静かに見守っていたが、口を開いた。

挿絵(By みてみん)

「言い争ってる場合ではないわよ、ヒトを進化させるには、やはり、あのジョンアイデルとクレティア達の神格化から始めないといけないんでしょうに」龍のような角と尻尾が生えた和装の少女の姿の女神:クラミツハは、バステトの提案を支持し、神々の結束を促した。

挿絵(By みてみん)

「そうじゃな、仲間割れなんて言語道断じゃな」そして、舞台は再びジョンアイデルたちへと戻る。彼らは、神々の思惑とは関係なく、自分たちの道を歩んでいた。ジョンアイデルは、プラチヌムとロビンフッドの様子を観察し、ニヤニヤしながら言った。

「プラチヌム、さっきからロビンフッドにべったりだが、もしかして」

「好きになっちゃいました」プラチヌムは、顔を赤らめながら答えた。プラチヌムの告白を聞いたロビンフッドは、少し戸惑いながら言った

「アールヴ族はかなり積極的な種族とは知ってたけどここまでとは」その時、ジョンアイデルたちは港町に着いた。港町での短い滞在を終え、ジョンアイデルたちは船を使い、恩羅院大陸の港町を経由して、そして、アルカシティへと向かった。アルカシティの街並みを歩きながら、ジョンアイデルたちはこれまでの冒険を振り返った。彼らの心には、新たな決意が宿っていた。アルカシティの街を見下ろしながら、ジョンアイデルは呟いた。

「結局は特殊精霊の位置は分からなかったな、だが、次に契約する予定の精霊はアルセンスってことは目星をつけておこう、アルセンスは確か、ミラとは姉妹的存在と思うが」ジョンアイデルはアルセンスに関する情報を得るため、ミラ・マクスウィルを召喚した。彼女は、アルセンスについて何か知っているのだろうか。ミラは、召喚されるなり、ジョンアイデルに駆け寄って尋ねた。

「ジョンアイデルさん、どうしたの?」ジョンアイデルは、焦る気持ちを抑えながら尋ねたのである。

「アルセンスの居場所知ってるか?」ミラは、アルセンスについて知っていることを全て話そうとした。

「エルトリアにいるわよ、あのコは異名が美感の精霊だからさ、芸術品には目がないし、それに、収集するではなく感じることが好きだし」ミラの言葉を受け、ジョンアイデルはエルトリアに関する知識を披露した。

「エルトリアって確かブルタニア付近の国か、あそこは昔は複雑な権力が働いたんだよな、その頃を知ってるから複雑なんだよな、しかも、確かミラとの契約の時も行ったけ」クレティアは、ジョンアイデルの背中を押すように言った。

「でも行くしかないんでしょう、すべての精霊を揃えないと、君の力は完全に覚醒しないわけだしね」クレティアの言葉に、ジョンアイデルは覚悟を決めた。

「そうだな、確かにすべての精霊と契約しなければいけないし」

【キャラクター紹介】

[ロビンフッド]

挿絵(By みてみん)

種族:超人種

身長:170cm

ジョブ:シーフ、ハンター

説明:自然と触れ合う心優しき青年である


【精霊紹介】

[フロスト]

挿絵(By みてみん)

165cm。Fカップ


[ピュトン]

挿絵(By みてみん)

145cm。Dカップ

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