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episode85.

皆、勝敗が決した。


残るは難波と【鍛冶武者】ただ1組だけだ。


「チッ!」


難波のから顔は苛立ちが見られる。


手にはGLOCK17と18が握られている。


「武器召喚のスピード遅すぎなーい?大丈夫?」


「うるさい!」



【鍛冶武者】


それはつい最近確認された2つ目の2次転職が存在しない

最初から完成された最強ジョブであった。

政府はこのことを公表していない。


難波と同じ様に現存した武器を召喚する。


違いとしては銃か刀類か。


そして質量によって変わる武器召喚のスピード。


全くの同系統であるが武器召喚の時間差が

難波を苦しめていた。


それに、、、


「さっきの戦い見てた時にビビっ!ときたのよぉ!お姉さんは俺と同系統だって。」


銃弾をかわしながら鍛冶武者が話す。


「多分俺達、ステータスも似た配分なんじゃない?」


「うるさい!ガキが!調子乗んな!」


GLOCK18のフルオートが鍛冶武者を襲う。


「それはまだ無理!」


銃弾を避けるべく建物の陰へ逃げ込んだ。


「ハハッ!怖いね〜笑 でもさっき言ってたこと当たりでしょ?」


鍛冶武者はそのまま話続ける。


「ちなみに俺のは魔力とスピード、感覚にガン振りだ。お姉さんは魔力とパワー、体力ってところじゃない?」


「だったらなに?」


事実、鍛冶武者の言うことは正しかった。

女性である難波が武器を握るには

反動に耐えらるだけのパワーが求められる。


だが、刀を握り立ち向かう鍛冶武者にとって

パワーへの投資は無駄でしかなかったためスピードに

重視していた。これが銃弾をかわせていた理由である。


「やっぱりさここまで一緒だったら運命感じーー」


「ドォーン!」


鍛冶武者が言葉を終わらすよりも早く

そばで何かが爆発した。


「いってぇ!」


鍛冶武者が左腕を抑えながら倒れ込む。


「話長くて助かったわ。」


煙の中から難波が現れる。


今放ったものなのであろう。

M4カービンに付いたグレネードからは

少し煙が出ている。


「いい線いってたよ。でもね。ウチとあんたじゃ年季が違う」


そう言うと難波はM4の引き金を弾いた。

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