episode84.
「なんだって?改良?」
千里眼に映るステータスにはそう記載されている。
【スキル改良。3,2,1】
【スキル【高視力】が【心眼】に変わります。】
【スキル【キラースポット】が【心眼】に吸収されます。】
「俺は負けた。だが最後に何かひとつぐらいやってやろう」
その後白川がスキルを唱える【心眼】。。。
途端にこれまで見えていた世界が変わった。
色は白黒へ。それに何だこのターゲットポイントは。
そしてその奥には角に潜む武器屋を写している。
「馬鹿な。当たるわけが無い」
だがこれ以外頼れる物がない。
指示通りターゲットポインターを撃ってみる。
すると、「ぐわぁっ!」
武器屋が倒れた。
「な、何故スキルに引っかからない!」
【武器共感】は常に発動していたようだ。
だがそれが反応しなかった。
しばらくすると武器屋は動かなくなっていた。
「良かった!、、、勝てた。」
白川VS武器屋
白川の新スキルによって逆転勝利
「ねぇ、なんなの君!」
そう言いながらメイジボクサーが堤を殴り続ける。
「足りないわ!まだまだよ♡はやくー♡」
「き、気持ち悪い!寄るな!」
メイジボクサーが距離を置き魔法攻撃に移る。
「ぎゃぁぁぁ、痛いよぉ!」
攻撃が初めて通じた。
「魔法に弱いのか。」
そう言い13連のアイススピアが飛んでくる。
「い、い、痛いよぉ!」
堤が泣き叫ぶ。
それもそうだ。堤は大の魔法弱点職業
接近戦では無敵だが、魔法攻撃やジャンキーデメリットも存在している。
「ゆ、ゆ、ゆるさなぁいぃぃぃ」
そう言いながら堤は突っ込んでいく。
「もう!しつこいよ!」
魔法が飛んでくる。当然それは当たっている。
なのに突っ込む。突っ込む!
そして!「つぅぅかまぁえたぁぁぁぁ!!」
ちなみにこの時ジャンキーモードは解けていない。
これまで蓄積されていたジャンキーモード中のダメージが【変換】それがHPに全て突っ込まれていたのだ。
だから生き残れた。
堤はそのままメイジボクサーを抱きしめる。
「離せ!離せよ!」
離さない。そしてそのまま思いっきり締め上げる!
「ぎゃぁぁぁぁぁ!」
メイジボクサーが悲鳴をあげながら
バタバタ足掻いている。
堤は、、、締め上げながらまたアヘっていた。
バタバタと足掻く足がダメージとなり
それら全てをパワーへ【変換】
メイジボクサーはそのままだらんと沈み
堤が勝負を制した。




