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episode80.

「神を殺すだぁ?」


予想の斜め上を行く回答には流石の岡も驚いた。


「そう!神殺しって感じ!」


「テキトー言ってんじゃねぇよ。じゃあてめぇは神と戦ったことあんのか?」


その回答に「うん!」とセレナが答える。


「はぁ?殺されてぇのか。いい加減デタラメ言ってんなよ。」


「いやいや!ホントなんだって!だって私が日本にいるのってアメリカで追われてるからなんだよ!」


そう言うとセレナは日本へきた経緯を話し始めた。


「最初はねー。ただの興味本位だったの。塔にいる神様に」


アメリカの塔はフロリダのマイアミ付近にあるという。

当時ジョージア州に住んでいたセレナはただただ会いに行っただけと言うのだ。


「でもねーあいつ性格最悪でさぁ。遊び人のチャラい感じ?って言うの?だからボコったんだ!」


この時点でも皆かなり引いている。


「そしたらさ!使徒も塔に入ってきたから逃げてきたの!流石に2人相手は、、、ね」


「だからあなたは追われている、、、と?」

誠が補足し「イエース!」と答える。かなり軽い。


とりあえずそんなこんながあり

今に至るということだった。


「なるほどな。だったら一緒に日本の使徒から潰さないか?韓国とインドの使徒もいるらしいが。」


高森がセレナを誘うと「いいよ!」と返事が来た。


「ただそれなら、、、」

セレナが岡と高森を見てから続ける。


「2人のレベルアップが先決だね!」


決まりだ。アメリカの超越級がここに加わった。




翌日、事務所に残った降伏メンバーは

まだ暗い雰囲気を醸し出してた。


「今日で俺たちの戦いは終わりだ。皆ご苦労だった。」

白川が皆に頭をさげる。


「これから政府へ行こう。」


そう言うと皆支度をはじめ出した。



そこから1時間後


降伏の意思を伝えるため

一同は政府に集結していた。


自動扉が開き中へはいる。

すると、その先には直属のハンターや銃を持った人間が

待ち構えていた。


「俺たちは降伏する!」


白川がそう叫ぶと1人の男が前に出てきた。


「なに?降伏?」


川野デジタル長官だ。


「そうだ。降伏する。」





そう言うと川野は急に笑いだした。


「あれだけの事をしておいてそんなもの許すはずがないだろう。」


そう言うと踵を返し奥へ戻っていく。


「やれ」とひと言だけを残して。

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