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episode49.

【スキル:死者蘇生】

文字通り死者を復活させるスキル。

だが。。。。



波岡が横に倒れる。


「お、おい!」


難波が叫ぶ。


「な、なんだ。うるさいぞ。」


そう言い起き上がったのは白川だった。


「頭が痛い。なにがあった。」


そう言い自身の寝ていた場所をみると大量の血が。

そして傍には波岡が倒れている。


「、、、波岡」


理解出来た。【死者蘇生】を使ったのだろう。

だが、そのスキルには圧倒的なデメリットがある。


それは、【使用者及び使用者との血縁関係の濃いもの2名の命を代償とする。】ということ。


つまり、白川1人を復活させるのに

波岡は自身の命に+片親の母親と娘の命を俺に

捧げたという訳だ。


「すまない、、、すまない、、、」

今ここは戦場だ。感傷に浸っている暇などない。

それでも、泣かずにはいられない。


「おい!波岡は!?寝てんのか?」

何も知らない難波が聞く。


「あぁ、ゆっくり寝させてやろう」


そこで難波も理解出来た。


「そうだな。ウチの上着、かけてやって、、、寒くないように」




波岡の覚悟により、白川が復活。


だが、こちらの状況は宜しくはない。


「なんで逃げてんのさ!」


「うるせえ!」


松田は手が出せない状況となっていた。

一見、チートすぎる様に思える【徴収】も

岡の【ダークエンパス】同様で大きなデメリットが存在する。


それが、【報復】だ。

とある闇金漫画を見ている方なら分かるだろうが。

その闇金漫画の主人公は【金を溜めすぎた】

その結果色んな組織に狙われ。信頼を寄せていたものにも奪われ。最後は殺されている。


松田のデメリットもそれに近い。

奪えば奪うほど。強くはなれる。

だが同時に代償として【自身の寿命も削られている】のである。


こんな強者から奪うとなれば

それだけの寿命は捧げなければならないはず。

だからこそスキルの使用を躊躇ってしまうのだ。


だがそうも言っていられない。


「貸したものは時間と伊黒さんの命に加えハヤトの両腕。」


貸付と〇3割は発動中

ただ、無理に3つも貸したからだろう。

感覚ステータスも相まってかなりの頭痛がする。


ハヤトを見るともう青白くなってきている。

「ちと、早いが順番にいく!回収!」


時間分のなにがが回収される。

「指定するのは血だ!」


途端にそいつがふらつく。

「な、、!」

貧血の症状


それもかなり抜かれた。


「更に!【スキル:督促】発動!」

【両腕 10日3割】【命 1ヶ月3割】の表記が変わる。

【両腕 1日3割】【命 10日3割】


これ以上はマズイ!

そう判断したそいつは撤退を余儀なくされる。


「お前二度と俺の前に現れるなよ、、、」

そう言い残し崩れた天井から逃走した。




敢えて追わない。

疲れ果てたのかその場に松田が倒れ込む。


「言われなくても10日後にはおさらばだよ」


こちら側の被害はかなり大きい。

それでもなんとかこの場を凌ぐことには成功した。


【スキル:督促】

〇3割によって定められた期日を短縮できる。

ただ、他スキル同様で相手がスキル発動を

認識しない限り効力はうまれない。

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