episode40.
「お前にはそんな事が重要なのか、、、」
白川だけではない。皆が誠に呆れている。
「いや、僕ね〜!新喜劇が好きでしてね〜!」
そう答える誠の目には輝きが。
「まぁ、確かに知らない人は気になるでしょうね。」
少し笑いながら松田が答えた。
「もしかして松田さんは知っているんですか!」
「知ってますよ。」
そう言うと代わりに説明してくれた。
「2年前の関西壊滅を機にこいつが俺んとこの職場に来たんですよ。」
ライフ不動産のことだ。給料と社宅ありというのが
目に留まり入社したのが上京のきっかけだったという。
だが。入社初日。
「岡ぁ、死んだ地域の方言をつかうのはやめろ」
言ったのは部長だった。
「お前の言葉が変わるまでみっちりしごいてやるからな」
そう言われ。仕事中は部長の監視。
プライベートでも誰かしらの監視の元。
ぎこちなさはまだ残るが、標準語に染まったという事だった。
「最初、こいつ。仲良くしたかっただけの俺のことも監視だと思いこんでたんで、打ち解けるのも大変だったんですよ。」
なるほどな。くだらない質問ではあったが
他のメンバーも理由を聞いて納得する。
「じゃあ他には?」
白川が続ける。
「私いいですか?」
堤だった。
「いつ帰って来たんだ!?」
皆、やっとここで堤達の存在に気づく。
だが、構わず続ける。
「サイコパスやダークエンパスがあなたの職業であると先程伺いました。同じ系統職としてアドバイスをください。」
そう言うと自身のステータスを岡の前に出す。
松田や【不完全者】以外の同系統に
岡も驚きを隠せない。
「ダメージジャンキー、、、」
岡は堤のステータスを細かく観察した。そしてひと言。
「弱いですね、、、」
皆が目を見開く。特に龍ギルドのメンバー達は
かなりの動揺具合だ。
「堤はうちのNo.2だ。いい加減なことは言わないでくれ。」
白川の言葉に伊黒も頷く。
「ではわかりやすく説明しますね」
そう言うと岡は語り出した。
【堤 エリサ】ランクA レベル70/???
【ダメージジャンキー※2次転職済み】
【スキル:無傷A ダメージ吸収S 変換S 】
【ステータス:パワー100 スピード100 体力51 感覚24 魔力12】
「まず、パワーやスピードに寄りすぎです。これって意味あるんですか?」
岡の言葉に白川がイラついた様に答える。
「うちのギルドの強みは迎撃戦だ。近くにきた敵を一掃する。それが堤の役割でありこれも必要な分配だ。」
頭に血が昇っているのかかなり感情的に白川が語った。
こうなっては話し合いも無理だろう。なら。。。
「近所に広いところありますか?直接見た方がはやいでしょう。迎撃戦ルールで構いませんので皆さん準備してください。」
岡の言葉に皆苛立ちを隠せない。
「後悔するなよ。」
白川に関してはマジギレだ。
「お気遣いどうも。」
緊迫した雰囲気が漂う。
ただ、そんな状況下「これって、、、」
1人だけ、この先の展開を予測できた者がいた。




