永遠の叡智
知性についての詩。
人の命と精神とは。
受け継がれるものに精神的な価値があれば、世界は豊かなものになるのではないか。
そんな詩。
さかしらに告げることはひかえよう
わたしは何も知りはしないのだから
しかし、それはいかなる知者であっても、同様なのではないだろうか
どうしたってわたしたち人間は、その命ながらえることなく、滅びる定めなのだから
叡智をもつ者になるなどと、誰が高らかに宣言できよう
しかしながら、わたしたちは、その叡智の階に足をかけているのだ
そのはじめの一段に足をかけ、先人の築き上げた階段を上がって、ひとつ、またひとつと、知性の階段を上がっていく
そうして積み上げられたものの先に、叡智がわたしたちを待っている
たとえ届かなくとも、わたしたちは次の者たちに希望を托すのだ
たった一人の知性ではない
積み重ねられ、引き継がれてきたものにこそ、永遠の価値がある
わたしはそのことを知っている
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ときおり変な詩をぶち込んだりするかと思います。
現代的なワードも入れつつ詩を綴る。昔ながらの表現も勉強中です。