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疑惑
正しくあろうとして寛容さをなくしてしまったり、人の心はある傾きによって、ものの見方を変質させてしまう。自分の心に用心深く目を見張らないといけません。
あなたは自分が正しいと言う
自分の判断は間違っていないと言う
大勢の他者の判断や考えよりも
自分の判断のほうが正しいのだと
正しくありたいのと
正しくあるのは違う
正しくありたいのなら
自分の間違い、誤りを、不正を
認めるべきなのだ
正しさとは常に
個人の問題ではないのだ
あなたのまわりにいる者
そのすべてがあなたを見ている
あなたの正しさを
そしてあなたの間違いを
あなたは、あなた自身を見てはいないのか?
正しくあろうと思うなら
鏡に映して見てみるといい
本当にそこに映る姿は
正しく映っているだろうかと




