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秋の雨
空をおおう灰色の
暗い雨雲はこぶ風
日の光も通さぬ
厚い雲から
雨、降りしきり
家々の屋根を激しくたたく
雨の音
秋に降る冷たい雨に
体も心も冷えてゆく
黒い土瀝青にはじかれて
道路のすみに流れてゆく
雨水のぴちゃぴちゃと
はねる音に
耳すませ
しだいに弱まる
雨音を知る
暗い空も晴れ
秋の長雨おわるとき
風おだやかに
吹くなれば
匂いも鮮やかに
秋の訪れ
身に沁みたるかな
* * * * *
これも古い詩のような書き方で表現。
雨の降っていた時に、情感をもたせるように書いてみました。




