表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集 ~世界とわたしと、人々と~  作者: 荒野ヒロ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

33/200

★先達に学ぶ①「北原白秋」☆

これは詩ではなく「詩について語った」ものです。

わたしなりの詩の好みや、作家の書いた詩を読んだ、簡単な感想です。

 石川啄木(敬称略)、中原中也、島崎藤村、高村光太郎──そして北原白秋。


 かの先達せんだつたちの書いた詩集を読みました。

 夭折ようせつした石川啄木の詩は読みやすく、日常的な詩も多く、現代人にも通じる感覚や言葉を使っているように感じます。


 個人的には高村光太郎、北原白秋の詩のいくつかにかれました。

 ただ、白秋の詩は──正直言って読みづらいものが多いです。難しい漢字を多用し、表現にも独特な内容が多いです。


 さらにこれらの古い時代の詩に共通するものとして、その「時代」の言葉が使われるために、どれも意味が伝わりにくい場合も……

 その中でも、北原白秋は別格の難易度でした。

 でも、その表現手法や訴える力強さがあると思います。




 北原白秋の『邪宗門扉銘(ひめい)』から、その序文を引用します。


「詩の生命は暗示にして単なる事象の説明にはあらず。かの筆にも言語にも言い尽くしがた情趣じょうしゅの限なき振動のうちにかすかなる心霊の欷歔ききょをたずね、縹渺ひょうびょうたる音楽の愉楽に憧れて自己観想の悲哀に誇る、これわが象徴しょうちょう本旨ほんしに非ずや」(ひらがなを一部、現代表記に即したものに変えてあります)


 詩人に限らず作家とは、それなりの想いを抱いて言葉をつづるものでしょう。

 ただ、詩の多くは日常的な事柄の中の一部を切り取って、その内容や奥深い印象などを読み手に感じさせ、感づかせるといった作品もあるように思えます。


 さまざまな種類、傾向の詩がある中で、人の心の本質を表現するような、難解な部分を表現する詩もある。

 個人的には日常生活の詩も、奥深い人間の内面を歌う詩も、大切にしたいものです。

「欷歔」=すすり泣き、むせび泣き。

「縹渺」=広く果てしない様、かすかではっきりとしない様。

「邪宗門」=邪悪な宗教といった意味。キリスト教をさしている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ