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詩集 ~世界とわたしと、人々と~  作者: 荒野ヒロ


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信仰心はどこからくる

若いうちの潔癖さは、厳しい言い方をすると「無知ゆえ」だということになるらしい。

しかし、信仰心のような「盲目的な信仰」もまた、無知ゆえなのでは……

 それは愛とは違い


 また情欲とも違う


 肉体的な感情や欲望ではなく


 精神的な法悦というもの




 悟りだ忘我だ


 啓示だ終末だ




 こんな説話だ


 こんな訓辞だ




 ありがたい


 ありがたい




 けれども何ひとつ、問題は解決しない


 むしろ問題は山積みになって


 いやいや、むしろ増えている




 ああ神様


 どうか迷えるぼくに救いを


 この世知辛せちがらい世の中に


 わずかでも未来に希望をだける


 そんな啓示をお示しください




 祈るぼくに


 説法を説くあなた




「神様は信じるもの、大願成就を求めたりするものではない」




 ああなんてありがたい言葉


 まるで魔法のようにぼくに突き刺さる


 その言葉を聞いて、ぼくはこう思うのだ


「自殺が悪でなければ、いますぐに自らの命の火を消し、この世から去るだろうに!」

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