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詩集 ~世界とわたしと、人々と~  作者: 荒野ヒロ


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心の影

心を探究。

 不幸な心とは


 外に自らの影を見つけては


 自分が光から遠ざかっていると知り


 否定の感情をあふれさせる


 そうなれば言葉も心も 離れ去り


 影の中に閉じ込められる




 錆びつき 汚れた器の中に


 汚泥おでいのごとき汚水があふれ出る


 光があれば影が残る


 その黒々とした影があふれ


 通りすぎた地面に


 石炭と廃油を混ぜたような


 汚れをまき散らしてゆく




 心の腐食が 見るものを腐らせ


 それを忌み嫌い


 怒りや憎しみをあふれさせ


 汚れた感情で おのれの魂をゆがませる


 どこまでも深い洞穴の闇に捕われて


 やがては暗闇に視力を奪われてしまう


 闇に捕われた心に


 影が増殖し それはいつしか


 自分の心を支配する




 無数の影が闇の一部となって


 その沼の底に


 自らを沈めてしまう

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