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詩集 ~世界とわたしと、人々と~  作者: 荒野ヒロ


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沈む太陽

 電車待ちのホームから見える


 夕焼けに染まる空


 ビルの横に並ぶ まばゆい太陽


 雲を燃やす 太陽を見つめる


 三つに重なって見える 太陽の姿


 揺らぎ重なる 幻陽の灯火


 大いなる宇宙の真理


 銀河の支配者




 揺らめく炎の王は


 光と熱で わたしの目をくらまし


 世界には目に見えるものだけではないのだと


 そっとわたしをさとすように


 今日も空から地上を照らす


 灼熱の威光を放ちながら


 遠くに見える山の陰に沈むまで


 大地を暖め見守っている




 あなたの威光なくては


 わたしたちの命も知性も


 影すらも消えてしまう


 失われたものたちの祈りも 慟哭どうこく


 おお、まるで幻のように消え去り


 新しい息吹が生まれ 満ちあふれる


 誕生 成長 眠り 滅び




 いずれの時にも あなたは


 わたしのそばにおり


 そして、別れのその瞬間には


 わたしの日は沈む


 永久とこしえ

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