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時計と時間
時計を見る
時間に間に合わない
いつもなにかに追われている
そいつは時間という魔物
誰かと会う
仕事の完遂
そうしていつも追われている
時計を買う
時間はどこにある?
ここにある
わたしの腕に
高級なスイス製の腕時計
それがわたしにふさわしい
誰もがわたしを羨んでいる
この時計を身につけられるわたしに
時計を売る
時間に追われるのに疲れた
もう時間は必要ない
時間に惑わされるのが嫌いだ
わたしは自由になりたい
時間に縛られるのはたくさんだ
ついでに仕事も辞めた
自由に働きたいから
三人の詩か、それとも一人の詩か、それで読み方が変わるかな?




