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西洋甲冑
白銀に輝く 勇壮な鎧 冑
手と腕を守る 大きな籠手
そうした物々しい 防具に身を包んでも
身に着ける人が 体を鍛えていなければ
甲冑の重さに 身動きもとれず
ただ無意味に 威光を見せびらかそうとし
見かけ倒しの でくの坊と 成り果てよう
さらには長大な刃の 大剣を手にして
身構えようとするも
重くて構えてもいられないとなれば
誰がその敵を 恐れるだろう
そんな様で戦場に立てば
見かけ倒しを 笑われるだけ
冷たく光る 鎧や冑に
まったくおまえは 見合っていないのだ
* * * * *
むやみやたらと議論をふっかける人とは、こうした姿をさらしているだけだったりする。




