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詩集 ~世界とわたしと、人々と~  作者: 荒野ヒロ


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にせもの

 偽物でいいという者


 ならば彼らには偽物を与え


 本物に触れる機会など与えられるべきじゃない


 本物を理解できない頭と眼


 それを恥とも考えず


 本物をおとしめようとする愚か者


 無知なだけでなく


 恥すら知らぬ厚顔無恥


 自らを肥溜こえだめに落とし


 溜まりに溜まった糞尿で体を洗う者


 彼らは汚辱に身を汚し


 魂まで腐り果てた




 もはや彼らを愛する神は無く


 愛情深い神すらも 彼らを捨て去るだろう


 偽物は偽物同士で固まりあって


 巨大な汚物と化すだろう


 罪深きけがれにまみれた魂には


 神への祈りを捧げる神殿ではなく


 処刑台がふさわしい


 罪に罪を重ねては


 罪悪の量で おのれが満たされていると


 勘違いする愚かな魂


 罪が払われるには


 死の顕在けんざいが必要なのか

偽物の価値について、本物の価値のついて、所有することの意味について。

実はこれらは「美学」に通ずる問題であったり。

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