詩集 ～世界とわたしと、人々と～

そのすべてを愛せばいい

本日２度目の投稿。

「きのこ」「たけのこ」と言えば、そう、あれです。

---

　わたしは晴れの日も、雨の日も好きだ

　陽気な物語も、真剣（シリアス）な物語も、どちらも好きだ

　犬も、猫も、鳥も、鼠（ねずみ）も好きだ

　優しい言葉も、厳しい訓辞も、どちらも好きだ（必要だ）

　色にあふれた写真も、白黒（モノクロ）写真も好きだ

　辛い料理も好きだし、甘いお菓子も好きだ

　若い娘も好きだが、熟女も好きである

　きのこも、たけのこも、両方好きだってかまわないだろう

　快楽も、苦痛も、どちらも愛せばいい

　どうせ片方だけなんてことは、ありえないのだから

　片方だけでは味気なく、物足りないと感じるだろう

　相反するものがあると、そこには対立しか見いだせないのか

　わたしはそこまで狭量（きょうりょう）であろうとは思わない

　ただ理不尽な事柄だけは、ひとかけらも受け入れるつもりはない

　そんなものは消えてしまえ