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詩集 ~世界とわたしと、人々と~  作者: 荒野ヒロ


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「盗人猛々しい」理由

罪でなくとも人は、内心にかかえる不満や劣等感を他人にぶつける習性がある。

そのことを理解しないと、たやすく感情に流されます。

 罪を犯した者が


 なぜ強気になって威嚇いかくし、逆ギレするのか


 それを簡単に説明するならば




「やいおまえ、なぜおれの悪事を見咎みとがめて


 それは良くないことだなどと


 おれを責めようというのか


 ゆるせねえ」




 こんなところだろう


 やつら自身が無意識にでも


 自分はみっともない、恥ずべき行動をしていると


 そう知っているから、やつらは激怒するのだ


 おのれのいやしい姿を見られたくない、指摘されたくないと


 感情をあらわにし、なんとしてでも相手を負かそうと


 拳を振り上げて、言葉を連ね重ねて


 相手を否定しようと非難する


 自分が哀れな咎人だと


 認めるわけにはいかないと




 だがな哀れな罪人よ


 おまえの発露したものがなんなのか


 おまえの影は、よくご存じなのだ


 おまえがなんと言おうとも


 おまえ自身の影は


 おまえよりも おまえを見抜いている

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