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本当の価値あるものは目には見えない
『星の王子様』の一文について。
サン・テグジュペリ『星の王子様』に書かれているという言葉。
「本当に大切なものは目には見えないもの」
ある金の亡者が「世の中は金だ」と金を崇拝する
ある宗教家が「世界は神のものだ」と祈る
ある享楽主義者が「生きているのは快楽のためだ」と語る
目に見えようと目に見えまいと、それを欲する人はいる
人自身は目に見える
それは身体を有する個体だから
けれどもそれらの人の心は
わたしには見えない
彼らは「金」であり「神」であり「快楽」なのか?
いや違う、正確性に欠ける表現だ
彼らはこうだ
「金の奴隷」であり
「神の影」であり
「肉体」なのだ
つまり物質だ
彼らには 精神は飾り
あってもなくても問題ない
たぶんそういうこと




