表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集 ~世界とわたしと、人々と~  作者: 荒野ヒロ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

128/200

鬱(うつ)

 朝ふと目が覚め


 その日は気が重い


 くたびれた老人のように


 ぼんやりとこれからを想う


 ああ、このまま朽ちていくのかと


 心に重くのしかかる日常


 未来への不安や恐怖


 それが心を重くする


 このままでは、ああ、このままでは


 そんな思いが恐怖と不安を呼び起こす


 危険だ 危険だ


 心がきしんでいる


 心が悲鳴を上げている


 その弱い心の状態


 このままでは死んでしまう


 自分で自分を救わなければ


 自分で自分を鼓舞こぶしなければ


 弱い心では戦いつづけることなんて


 できやしない


 恐怖や不安に縛られたままでは


 生きていく望みなんて


 持てやしない


 どんなに苦しくても


 立ち上がる根性


 どんなにつらくても


 立ち向かう勇気


 つらいことから逃げるだけなんて


 そんなふうには生きていたくない




 けれども本当につらいときは


 心を落ち着けて


 不安や恐怖に負けないように


 心に栄養を求めるものさ


 美しい風景を見て


 かわいい動物を見て


 世界は綺麗で 雄大で 愛らしいと


 もう一度しっかりと確認しよう


 荒れ果てた環境の中でも


 懸命に生き抜こうとする


 彼らのように


 愛らしいだけではない彼らのように


 強く、たくましい


 そんな魂を


 手に入れたいものだ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ