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詩集 ~世界とわたしと、人々と~  作者: 荒野ヒロ


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陰ばかり見る

劣情に冒された心では物事の本質から離れてしまい、それは当然じぶんにも跳ね返って、自分自身を見失ってしまう。

 太陽は偉大だ


 すべてのものに生きる活力を与え


 その光を無限に生み出す


 世界を照らす


 大いなる灯台のよう


 その光に導かれて


 本道というものを知る




 それでもなお


 暗き道を進むものよ


 いつもうつむ


 下ばかりを見つめ


 陰の中に生きている


 日の光を恐れ


 日陰を生きる




 陰ばかり見ずに


 日の光を見上げてみよ


 おまえの鬱屈うっくつした気持ちは


 おまえが作り出したもの


 そんなおまえの姿を見れば


 誰もがおまえを哀れみ


 おまえにかける言葉もなく


 ただただ 哀れむのだ




 あの陰に生きるものは


 何者ですかとささやかれ


 おまえは敵意で それに立ち向かう


 陰ばかり見て


 光の気持ちを知らぬものよ


 陰の中では成長も止まり




 おまえの魂は ふさぎ込み


 まるで泥に包まれたように


 息苦しく


 つらいつらいと


 陰の中で叫びつづける


 そんな陰の中では


 おまえの声は 誰にも届かない




 暗い陰の中では

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