厨二病かもしれない
「あんたは生きたいの?逝きたいの?」
そんな質問するなよ。
意味がわからん。始まりがこれなんておかしいだろ。
「茨田新どこでイレギュラーを知った。」
どうして名前を知ってる。
イレギュラーてなんだ。
わからないことが多すぎる。
何なんだ。
俺は、振り絞った声を出した。
「い、イレギュラーなんて、知らない、、」
「とぼけるな!お前はたしかにイレギュラーと共にいた!」
頑張って出した声も大声にかき消される。
ほんと、もう嫌だ。
コート着た知らない巨乳美女に銃を向けられてどうしろって言うんだ。
あ、そういえば、アニメとかだと、こういう時は脅されている方が勝つんだよな。
わざと強がって、引け!とか言っちゃってさ。
「イレギュラーなんかしらねぇ。例え、俺が知っていたとして、なにを聞き出したいんだ。」
ちょっと、厨二病っぽいけど、声が若干震えてるけど。うつむいたまま、強がる。
「安心しろ。お前の知っている情報でいい。話したあとはすぐに楽になる。」
カチャリと音がした。
あ、これは危ないやつだ。
咄嗟に、ばっと立ち上がって叫んだ。
「ほざくな!引け!今は時ではない!」
なにを言っているんだ。俺は。
相手はいつのまにか消えてるし。
恥ずかすぎて死ねるかも知れない。