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第四話 楽しい時間
「なぁ、S村へは、どれくらいの時間がかかるんだ?」
俺の問い掛けに返答してくれたのは朱音だった。
「高速道路を使うから、大体4時間くらいってところね」
4時間……結構な長旅になるな、こりゃ
などと思いながらも、友人との旅行を満喫している俺もそこにいた。
途中、何度かパーキングエリアにより休憩を取りながら、車を走らせること3時間45分、前方に看板が見えてきた。
「ようこそ、S村へ」
ようやく、S村へと着いたのだ。
「やっと、到着したな」
琢也が嬉しそうに声をかけた。
みんなも、嬉しそうに頷く。
村へ入り、とりあえず昼食を取るために店を探し散策することにした。
朱音が見つけた店で昼食を済まし、いよいよ村の周辺を観てまわることにする。
色々な店を見たり、その村の名所へ行ったり俺達4人は旅行を十二分に楽しんでいた。
…
…
「時間も頃合いだし、そろそろ宿へ向かおうぜ」
俺の言葉に、みんな賛同し一同は宿へと足を運んだ。