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追放令嬢は闇魔法で無双する。  作者: ちょこだいふく


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68/70

真相を

クラウディアは王とカミル王子にそっと手をかざす。

王たちの体を縛る不穏な闇…それは呪詛のような魔の気配だった。

その源を辿りながら、クラウディアは静かに魔法陣を描く。


「これは…やはり操られていたのね。…十字の手の仕業だわ。解呪したからもう大丈夫。」


彼女の言葉に、セレナが一歩前へ出る。


「私が夢を見せてくるわ。穏やかな眠りで、心を守ってあげる」


セレナは癒しの魔法を編み、王と王子を包み込むように魔力を注ぎ込んだ。

ふたりの表情からは、苦悶の色が消え、安らかな寝息が漏れる。


その後、クラウディアは証拠を手に、王都に向けて声明を発した。

エミリア・ロッシュの生家が秘めていた罪――

とりわけ、兄ヘルベルト・ロッシュが〈十字の手〉の幹部であり、数多くの謀略に関与していた事実を明らかにしたのだ。


彼らの罪状には、レイラ・ヴァレンタイン令嬢の両親の殺害、

さらにこれまで“事故”や“失踪”とされてきた事件の数々も含まれていた。

クラウディアの手によって集められた証拠は揺るぎなく、

多くの者が背筋を凍らせながら真実を知ることとなった。


そして、静かに、だが確かに、流れは変わり始めていた――。


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