表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追放令嬢は闇魔法で無双する。  作者: ちょこだいふく


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

56/70

真夜中の通信

深夜の書斎。クラウディアの手元に、侯爵家からの通信魔導具が光を放つ。画面に現れたのは、父・レオンハルト侯爵の厳かな顔。続いて母・セリーヌ、次兄・ルーファス、長兄・シリルの姿も映り込む。


「クラウディア、話がある。我々は今、重大な疑惑の渦中にいる」


レオンハルトの声は静かだが、重く響いた。



「王家から我々アーリントン侯爵家に、クーデターの疑いがかけられているの」

セリーヌが続ける。


「しかし、これは我々への侮辱だ。真実は全く違う。レオンハルトが長年、王家の盾として守り続けてきたことは紛れもない事実だ」

ルーファスが、端末を手にしたまま冷静に説明した。


「だが王家は恐れている。アーリントンの影響力の拡大を警戒し、我々を孤立させ、潰そうとしているのだ」

シリルは硬い表情のまま言った。


画面の向こうからの重い空気に、フィンはそっと席を立とうとした。

「これは、僕らが立ち去るべき話だろうか…」と呟く。


だがレオンハルトが力強く言った。

「待て、フィン。セレナ、アレク、お前たちも聞いておけ。これは家族の問題であり、我々の戦いだ」


セリーヌが微笑みながら付け加える。

「あなたたちも、我々と共に歩む同志だと信じているからこそ、話しているのよ」


フィンは少し戸惑いながらも一礼し、席に戻った。


「今、我々は情報を集め、証拠を整え、真実を明らかにしようとしている」

ルーファスが言葉を紡ぐ。


「エミリア・ロッシュの兄、ヘルベルトが秘密結社“十字の手”の幹部であること、

そして王家内部にも腐敗と策謀が渦巻いていることも判明した」


「我らの誇りは、王家への忠誠にある。だが、もし王家が我らを敵とみなすなら、その時は…」

レオンハルトの瞳が鋭く光った。


通信の場が静まり、誰もが次の言葉を待っている中で、

レオンハルトが優しい声で問いかける。


「クラウディア。……お前は、どうしたい?」


「私は……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ