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この小説は  作者: sora
4/10

幕間2

 悪くない。いや、むしろちょうどいい塩梅のエピソードが出てきた。殴られたとか、そういう過激な内容だとさすがに「嘘松」認定されてしまうが、この程度なら信じる人もいるだろう。虐待とまでは言えないが、「親ガチャ」で言えば「ハズレ」の部類に入る。


 ネットで「正義」を自称している連中は、凶悪な犯罪者のような本物の悪には立ち向かえない。このくらいの「灰色」な事案の方が、彼らにとっては叩きやすく、コメントも伸びやすいのだ。


 さて、次のエピソードをどうするか考えあぐねていると、バイトの時間になった。少し日を置くのも悪くないかと、俺は家を出た。


数日後、投稿したエピソードへのコメントをチェックしてみる。「ゲーム機叩き壊すとかやばすぎ」「夫婦喧嘩は今や虐待の一種と考えられています」「典型的なヒス母やん」など、おおむね好意的な反応に満足した。


しかし、「いや、不登校で先生に迷惑かけてるんやろ?親としては怒る姿勢見せるよ」というコメントも目に付いた。なるほど、確かに不登校に理由がないのはリアリティに欠けたかもしれない。これは後で設定を付け足す必要がありそうだ。


さて、今は次のエピソードをどうするかだ。時系列的には中学生編だが、これがなかなか良い案が浮かばない。なんとかひねり出したエピソードも、どうにも微妙な出来になってしまった。


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