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この小説は  作者: sora
3/10

小学生

『これは小学校の頃の記憶だ。私はしょっちゅう学校を休んでいた。特別な理由があったわけじゃない。学校が嫌いなわけでもなかったし、むしろ友達と遊ぶのは楽しかった。


 ただ、ふらふらとあてもなく歩き回り、昼頃に先生に見つかっては学校に連れ戻される、そんな毎日だった。先生に理由を聞かれても、何も答えられずにうつむいていると、母の甲高い怒鳴り声が響き渡る。「家から出ていけ!」と物を投げつけられた。先生が必死になだめていたのを覚えている。


 当時、家では両親の喧嘩が絶えなかった。夜、布団に入ってからも、二人の言い争う声を聞きながら眠れない夜を過ごしたものだ。


 ある時、私は怒られて庭に締め出された。臆病だった私は、真っ暗な庭が怖くて、泣き叫びながら窓を叩いた。なぜ外に出されたのかは覚えていないけど、父にゲーム機を叩き壊された記憶があるから、もしかしたらこの時もゲームのしすぎで怒られたのかもしれない。』


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