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6 ◇やるせないったらありゃしない

6 ◇やるせないったらありゃしない


だけど、結婚前から付き合っていただなんて……。

やるせないったらありゃしない。


「ね、その女性(ひと)いつからあなたと同じ会社にいるの? 

私と付き合う前からいたの? それともあと?」


「え~っと、君と付き合い始めて1年後ぐらいだったのかな、

異動で他部署からきて同じ部になった」


「その頃から、いいなって思ってた?」

「……」

「正直に言って!  どういう気持ちで不倫したの? 」


「きれいな女性(ひと)だなとは思ってたけど、付き合うなんてことは……

ぜんぜん」


「それは、彼女が高嶺の華だったから、とか」


「……」


夫の反応を見ていると図星のようだ。


そっか、そっか、そんな美人が自分のことをよもや好いてくれてるだなんて

考えてもみなくて、言い寄られた時にはきっと舞い上がっただろうし、それと

共に私のことが足枷になったことだろう。




「滉星くんさ、逆にさぁ、まだ籍も入れてなかったんだからその時に好きな

女性(ひと)ができたから別れたいって話してくれれば良かったのに。

酷いわ、好きな人と付き合いながら私と結婚するだなんてあんまりだよ」



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