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黒幕

◼️宣戦布告通り拠点を含めた施設が強襲を受けた、勿論中枢のエデンもである。配置についたナンバーズが対応し、各自の判断で敵を殲滅を始める。その戦力差から有利な筈だったが、暴走するストラーフスパーダがおり、苦戦するも少し優勢の戦いをしいられていた。

◼️その中でリヤンは不可解だと思っていた。自分の父は姉を天才にした、自称二番目の天才、今の状況を戦略にいれてないとは考えづらい。

◼️仮面越しに何かを察したのかアインが側に来る。

「リヤン様、どうしたのですか?」

『アイン、いやな、何か変だと思ってな』

「変ですか…」

『あぁ、今の所優勢はこっちだ、暴走したストラーフスパーダも差ほど対した事はない。でもこのままじゃ、ただ殲滅されるだけだ。親父がそんな負け戦仕掛ける馬鹿じゃねぇー、L地区ズィーベン達に動きはないか?』

「連絡は入ってません。攻めてこまれていたら、なんらかの連絡はある筈です」

『だよな、一体何が目的だ?バカ親父……』

◼️携帯を見ていると、突然ズィーベン達の反応が消えた。それと同時に白黒の二色の仮面で顔を隠したヤツと顔も隠さずに見覚えのある顔が目の前に現れた。機嫌がいいのかあっちから話しかけてきた。

「久しぶりだな実験体の一人よ!!まさか、リヤンと名乗り娘の側に居るとは思わなかったよ。娘にも少しは感謝して欲しいものだ」

『何言ってやがる。感謝だと?寝言は寝て言え、てめぇーのした事は許される事じゃねぇーんだよ。人を実験体にするなんてな!』

◼️手を密かに後ろにやりアインにサインを送る。目の前に現れるとは予想してはなくても、通信傍受の為に一定のサインは決め得ていた。

「やはり、私の崇高な理想は出来損ないの実験体にはわからないか、手間をかけてやったのに」

『ふざけるなよ。あんたは自信で天才を育てる為に何もかも犠牲にしたんだよ』

「科学は勿論、発展には犠牲が付き物だとわからんとは、御前はやはり実験体だな」

『無駄な問答は辞めようぜ、御前はここで殺す!!』

◼️我慢の限界に達しリヤン一人が走り出した。仮面のヤツを無視して、父親にきっりかかった。仮面のヤツは何もせず、鎌が何故か止まる。

『何!?』

「やれやれ、短期だな。御前は誰に似たんだか」

◼️何が起こったのか分からず、ストラーフの感知に全力を注いだ。すると、細い糸が鎌ではなく、身体にまとわりついているのが見えた。ただの細い糸ではない、ストラーフで作られ、限界まで細く強靭にされた糸だ。しかしいつ仕掛けた仕掛けられたのかはわからない。更に集中すると少し離れた場所からその糸が伸びているのがわかる。無線でアインに連絡し叩かせようとするも、今度は仮面のヤツが止めに入る。

「気付いたか、案外速いなでも、御前は実験体の粋をでない。昔と変わってない」

『ほう?俺が誰かわかってるのか?』

「当然だ。私は御前をずっと見てきたからな」

『良く言うぜ、俺なんか見てなかった癖に』

「見てたさ、実験のサンプルとしてな」

『吐き気がするな、それにな、こんなんで俺を止めた気かよ!!』

◼️全身にストラーフを循環させる。すると糸が妬き切れて鎌から二本の剣に形状を変えた。男は反射的に二本の刀を抜き、それに対抗する。

「決着をつけるか?実験体。御前と俺は同じヤツに二刀流を教わった」

『そうだな!!式守流、一の型』

「式守流一の型……」

【双龍波!!】

◼️二人の技が激突する。本来ストラーフを使うリヤンが優勢かと思いきや、初代二刀流の男つまり、祖父から教わった二刀流を父が使えるのは通りだが、ストラーフを使わず同等とは想定以上と言うしかない。何故同等なのか考える隙も与えてはくれなかった。

◼️アインは二人を相手にし、リヤンは一人を相手にしていた。

◼️この戦闘が今後の戦況を左右する大事な戦いだとわかっていた。母への心配がそこに割り込んだ。

「そんなに母が心配か?」

『うるせぇー』

「当然だ。実験体とは言え母への愛があるとはな」

『うるせぇーんだよ。殺し合い位だまって殺りやがられ!』

「そもそも、御前との決着をつける気はない。御前は私の物になるのは確定したかねぇー」

『何を言ってやがる!!』

◼️怒りのあまりに剣を振るうも、当たる素振りはなく次の瞬間その剣は自然に止まった。

「遅かったな」

「すいまへん、ヘッド、配置にされてたナンバーズが手立てでして」

『ああぁぁーてめぇーー!!』

「そう苛立つな、御前の感情に左右されるのが欠陥品なんだよ。久しぶりだな、奈津美」

◼️そこには母をつれた女がいた。

「アナタ。何故こんな事をしたの?」

「何故?わかるだろ、御前なら、愚かな実験体に示す為さ」

「あのこは実験体なんかじゃない、列記とした私の息子よ」

「そう言う所は変わらんな、さて、実験体いや、我が息子よ!母を殺されたくなかったら大人しくストラーフを解いて私の物となれ!!」

◼️止まっているとそこに母の一括が入る。

「リヤン!貴方は貴方の責務をまっとうしなさい!!私の事は気にしては行けない!!!」

◼️その言葉が甘い覚悟のリヤンの頭を動かした。

「無駄さ、奈津美」

『ハァァァ』

◼️ストラーフの暴走の手前の余波で糸を作っていたやつと、母を拘束していたやつの意識を刈り取った。

「何!?」

◼️その隙に母を奪還して密かに伝え、携帯を渡す。

『母さん、この携帯を持ってたら、避難所に入れるだからいって』

「わかったわ。リヤン、あれはもう貴方の父親じゃない。割りきりなさい」

『わかった』

◼️母がその場を離れる。

「まさか、二人もの意識だけを刈り取るとは、益々欲しくなったぞ、リヤン!!」

『終わりにする。あんたとの縁も何もかも全てを』 

◼️ストラーフは更に大振りの剣に変化させた。

『式守流、二の型…閃光!!』

◾一撃必殺の大技閃光、光の速さで駆け抜けるとも言われる速さで走り相手を戦闘不能にする。

『終わりだ。クソ親父』

「ひゃー危なかった。流石閃光は早いねぇー」

『!?』

◾閃光は当たった、いやそもそも親父でも交わせない速度の筈手応えはあったのに…見るとストラーフの剣が何故か一部がへこんだ風になっていた。

『何をした?』

「私の身体にはストラーフの攻撃は効かない」

『ふざけるな、そんなことあるわけあるか』

「普通の身体ならそうだろうな」

『なんだと』

◾普通の身体ならのフレーズとストラーフがヘコむ現象を考え、一つ思い当たる節があった。過去に一度ストラーフの鎌が、おれた事があった、このヘコむはそれに似ていた。それとアニメでのある生物の名前が今の父親に当てはまる。

『合成体?』

「わかるか、実験体とは言え頭が回るな」

『正気じゃないな、まさか、アンノウンと自分の身体を合成するなんて』

「これも人間が至る可能性さ!」

『そこまで落ちたか、自分の身体を実験に使うなんて、でも所詮その程度さ』

「なんだと」

『俺がこれまで何体のアンノウンを殺してきたか、あんたみたいなのも殺してるんだよ。対処法の一つや二つあるさ』

◼️剣を納める姿をとった。それを父親は知っていた。式守流奥義に分類される型、焔紅だ。

「奥義を使うとはな!でも、無駄だ俺にはきかん!!」

『効くさ、俺はこれで爺ちゃんを越えた……』

「はぁ?親父を越えただとふざけるな」

『見せてやる。御前の死をもってな、式守流奥義……』

「式守流奥義……」

◼️二人が同じ構えをする。先に動いたのはリヤンだ。それに対応して相手も動いた。一瞬それはおこった。少しの速さの違いが相手に牙を向いた。

「焔紅!!」

◼️父の方が一瞬速いも、リヤンの方が先に当たり、攻撃はこの場にいる敵全員を戦闘不能にした。最後に立っていたのはリヤンだった。

『本当に終わりだよ。くそ親父』

◼️ストラーフを解いて一息ついた。









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