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神の理想郷  作者: 霜月餅菜
神の理想郷
20/26

神の戯れ

2025/02/04 編集済み

「何か面白いこと無いかなぁ」


 愛し子たちをモニター越しで見つめるも、どこか味気なく感じる。


「……つまんないなぁ」


「……私の世界を混乱させたのにですか?」


「あはは……ごめんって。でもほら、真っ当に生きてる人には被害無いでしょ?」


「まぁ、それはそうですが……」


「『太陽』って子が乗っ取った身体の持ち主は、宿屋で働く次男で、長男に嫉妬して功績を横取りしてたでしょ? 『星』って子のは、優しい顔しときながら低収入の人たちを蔑んでたし? 『月』って子のは、自身が犯した万引きの罪を他の子に擦り付けてたし。それに彼ら3人は、他人の人生を壊そうとした事実にも動揺してたけど、魂が訴えてきた()()()()な記憶に付き合っていられないと手放したんだろうよ。それをわかっていたから、鳥族の2人も()()()()()()()んだろうし」


「彼ら3人は関係ないのでは……?」


「まぁちょっとした意趣返し。……僕の星を壊そうとしてる種族だから」


「それでは全員ではありませんか……」


「子供時代から始めれば文句はないさ。……それよりも、新たにこの世界にやってきた魂がいるみたいだよ」


「定型文をポチッとな。……これがあるだけで、だいぶ仕事もはかどるようになりました」


「でしょー? 非効率的すぎて当初は焦ったもんよ」


 『桜夢と一緒に歩める種族ならどれでもいいです!』

 種族を選ぶ時にそう発言した魂。


「……あら? さくらのことを知っている子ですか」


「……あぁ。なるほどね。ねぇ、天使族があるなら悪魔族もあっていいんじゃない?」


「悪魔よりは小悪魔のほうがこの子に似合いそうですね。それに、一緒に歩みたいなら寿命も一緒にしてあげましょう」


「せっかくなら聖霊の色もオレンジにさせるのありじゃない?」


「それはこの子が選びますから」


「またまた〜。誘導できるの知ってるよ?」


「……わかりました。あとで詳細教えて下さいね?」


「うん」


 せっかくならアイドルをこの世界で再現するのもありかも。

 そのためにはスキルとか振り直さないといけないかもなぁ。


「う〜ん……あっ」


 いいこと思いついた。

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