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お前ら姫プはやめてくれ  作者: ゆめの
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俺の日常~後編~

土曜日の朝

「おはよー!」

「おはざーすwニッコニコじゃんしのさん」

「ふふふふ、もう楽しみすぎて寝てられなかったよー!」

集合時間10分前の校門前では、ニコニコなしのさんが一番最初に到着してみんなを待ち構えていた。

「おはよー」

「はざーす」

2人も校門前到着し、電車に乗りTRPGカフェに向かった。


お店に入ってみると、図書館のように本が壁に並んでいて、大きい窓のある。

そこでは、お茶を楽しむ人、本を読む人自分の時間を楽しんでいた。素敵な空間だった。

入ってすぐに惚けてしまった俺たちを置いてしのさんは受付を済ませてくれた。会員登録の仕方を教えてもらい全ての準備が整った。

「素敵なところだよね〜」

「受付ありがと、来たことあったの?」

「ちょっとだけね、TRPGは初だよ?」

「ふーん」

「ちょっと時間あるし本棚でも見るか」

みんなで本棚に行きルールブックを読み始めたしのさんを囲んだ。

「なんで囲むんだよw」

「何読んでいいのかわかんないんだもん」

そりゃそうかと納得し、しのさんはルールブックを広げて見せ、説明を始めた。

半分聞いていなかったが、わかんないよなーって言いながら、ニコニコ説明をし楽しそうに続けるしのさんを横目に、周りにいた人たちもやけに楽しそうで、きっととても楽しいゲームなんだなと思いながら説明を聞いていた。


俺たちの番が回ってきた。

部屋の中は先程とは違い、会議室のような無機質な部屋だった。入った時に違和感を感じたが何かは分からなかったため、そのまま入室した。

しのさんが挨拶等を済ませ、戻ってきた頃にはもう始まるんだなと高揚感が増した。

「全員初心者です!お願いします。」

「「「お願いします」」」

「はい、よろしくお願いします。ゲームキーパーを務めます。中野と申します。」

中野さんは、素敵な30代くらいの男性でとても優しそうな顔をしていて、少し、有馬に似ている気がした。気のせいか。

「私から、篠熊、卯月、有馬、鈴鹿です。」

「では、まず、用意していただいた今回のシナリオの説明からしていきますね。あ、こちら、1人女性でないとダメなシナリオですね。」

「えっいないけど、どうする」

「じゃんけんで誰か1人女役するぞ」

「え絶対やなんだけど」

「はい、ジャンケンポン…よし、じゃあれーさんね〜」

「「wwwww」」

「大丈夫だよ、この中で一番声高いし?www」

……反射でグーを出さなければ勝てたのに最悪だぁー!!!!とバタバタと暴れる俺を見て有馬とすずが笑っていた。

というか平然とじゃんけん持ち出すしのさん絶対知ってただろ!?

勝負は勝負認めはしたが、嫌なもんは嫌。

おいしい位置だ楽しもう。と、半ば強引に諦める。

少し、設定を変えて女になりきろう!俺出来る!大丈夫!


ここから、中野さんの説明を聞きながらTRPGというものを勉強し、やっとゲームが始まる!

ワクワクが押えきれない気持ちでシナリオの開始を今か今かと待ち構えていた。


「はい、では、初めて行きます。シナリオ……」

少し含みのある笑いをした中野さんに違和感を感じた時視界が光に飲まれた。なにか良くないものに巻き込まれたような気がする。

「うっ…まっ…て」

遠くで中野さんが行ってらっしゃいと言っていたのが、聞こえたような気がしたが、意識が遠のいていく。

そういえばあの人中野さんで言ってたけど、他のスタッフさんは付けていた名札ついてなかったなーなんて今更違和感に気づいたところできっと遅いんだろう。



そして俺の、俺たちの日常は終わりを告げた。

次から後書きにプレイヤー情報載せていきます。

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