NO.5 魔導大図書館と呪術師の影
魔高の近くには、魔法と魔術に関する公共施設がある。
その名も『魔導大図書館』。
魔法と魔術を合わせて『魔導』と称するように、この図書館はただの本の保管場所ではない。
魔導に関する知識や研究を一手に集め、学びの場を提供する。
そのため、利用者は一般人から研究者、さらには政府関係者まで多岐にわたる。
さらに、この図書館にはもう一つ重要な役割がある――それは……
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「……よし、明日の分の食材も買ったし、寮に帰ろう!」
私たちはスーパーの自動ドアを抜け、夕暮れの道路に出た。
「今日も夕飯のお手伝いするね!」
隣でアヤちゃんが元気よく言う。
「ふふ、ありがとう!頼りにしてるよ。」
アヤちゃんは毎日のように夕食の手伝いをしてくれる。
その代わり、私は料理のコツやポイントを教えている。
二人で作る料理は、私にとっても大切な時間だ。
「よーし!今日は張り切ってロールキャベツを作るぞ!」
アヤちゃんの目が輝いている。
「本当にロールキャベツが好きだね。」
微笑みながら言うと、彼女は少し頬を赤くして答えた。
「だって……スズ姉が初めて作ってくれたあの味が、忘れられなくて……」
その言葉に、私の心はほんのり温かくなる。
でも、その瞬間――
近くの大通りから、鋭い悲鳴が聞こえた。
「……何!?」
「スズ姉!」
アヤちゃんと私の声が重なる。反射的に大通りの方へ振り返ると、逃げ惑う人々の群れが目に入った。
スーパーの隣にある一本道へと次々に逃げ込んでいる。
「……嫌な予感がする……」
背筋に冷たいものが走る。
「まさか……呪術師……?」
私は無意識にアヤちゃんの前に、彼女を守るように手をかざし、周囲を警戒した。
夕暮れの静かな街に、不気味な空気が漂い始めている。




