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付き添いダンジョン

 プリースト人口を増やす計画の一環として、リースは上級生のダンジョン探索へ追いて行く事にした。


「え!?先生が一緒にですか?」

 開口一番に嫌そうな顔をされたが、貴重な回復役として同意してくれた。


 早速ダンジョン探索許可書を受付けに提出した。


「え!?先生も一緒にですか?」

 ん?さっきも言われたぞ……。

 かなり変な顔をされたが、受付けのオバサンがハンコを押し見事受理された。


「よし!それじゃ行きましょうか」

 リースは上級生パーティの後ろについた。


 探索メンバーは、

 戦士   人間 男

 戦士   人間 女

 サムライ 人間 男

 シーフ  人間 男 の4人だ。


「呪文無しで大丈夫なの?」

 リースは率直な疑問を投げかけた。


「殺られる前に殺るだけです」

 極めてシンプルな答えが返ってきた。



 生徒用のダンジョンは何種類かあり、探索練習用の敵が出ないダンジョンや本物に近いダンジョンもある。

 正確にはそういった性質のダンジョンが密集する地域に学園を建てた。と言った方が正しいが……。



「で、今日はどういったダンジョンに行くのかな?」


「この学園で一番難しいダンジョンです!」

 まるで自分たちの優秀さを誇る様に、メンバーたちは胸を張った。


「ほう、それは楽しみね♪」

 リースは期待に胸を躍らせ、先生という立場を忘れそうになった。





 …………しかし、肝心のダンジョンは全くの期待外れであった!


(何これ……街のダンジョンの地下2階より簡単じゃないの。これじゃあ誰も重症にならないし回復職が少ないのも頷けるわ)


 『一番難しい』と言われ期待したダンジョンの弱さに肩を落とすリース。


「先生!どうですか!」

 スライムを袋叩きにする生徒たちの笑顔が眩しい。


「そ、そうね。良いと思うわ……」

 リースは大人の返事をした。




 ダンジョン探索が終わると、リースは職員室へと向かった。

 幸い他の先生は誰も居なく、教頭の妖精だけが机に腰掛けてお茶をしていた。


「教頭先生。お話が……」


「はい、何でしょう?」

 教頭先生が煎餅を持つと顔が隠れ、まるで煎餅が喋っている様に見えた。


(フェリーみたいね……)


「あの……後衛職が少ないのはダンジョンがしょぼ過――――」

 リースの言葉を遮る様に、体格の良いドワーフ教師が慌ただしく職員室へ入ってきた!


「大変です!上級生用ダンジョンで新しい地下が見つかりました!!!!」


「何ですって!」

 慌てて出ていくドワーフ教師と教頭先生。


 リースはただただ、ニヤリを喜んだ……。


(ふ〜ん、面白くなってきたわ〜!)


 リースも2人の後を追った。

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