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新たな始まり

ここで一区切りとさせて頂きます……。

 ナデシコの喪失から数日後……。

 酒場はいつも通りの賑わいで、そこにはいつもと違うリーダーが居た。


「マズい事になった……」


 リーダーの顔は暗く、常に周りをキョロキョロと忙しなく覗っていた。


 急遽集められたいつものメンバーは、ちょっと真面目な様子でリーダーの話しに耳を傾けた。


「どうやらとうとう姫様が見つからず、王様が悲しみの余り塞ぎ込んでいるみたいだ」


「姉妹とコットンはどうしたの?アレから姿を見掛けないけれど……」

 リースがエルの方をチラリと見るが顔色があまり良くない。

 何だかんだで姉妹を心配している様だ。


「姉妹の方も見つかっていない。コットンの方は死体で発見されて、城兵が蘇生させたみたいだ。今頃かなり厳しい取り調べの最中だろうよ」


「結局4人については何も分からずじまいか……」

 エルは酒を1口飲むが、全く気が晴れなかった。





「あの……ところで……さ」

 リースが口ごもる様に話し始めた。


「ん?」

 メンバーの視線がリースに集まる。


「遠方の学園の方から、非常勤の講師としてお招きされちゃって……今度行く事になったわ」


 それを聞いてメンバーの顔色が少し明るくなった。


「はは、リースが教師だって?」


「何でもプリーストを目指す人が少なくなってきたから何とかして欲しいみたいなの」


「……雑なお願いだなぁ」

 フェリーは机に腰掛けたまま、後ろへだれた。


「まぁ、こっちは気にせず、しばらく気楽にやってきたらどうだ」

 リーダーの言葉にリースの緊張の糸が解れた。


「そうね、ありがとう!」


「よし!そうと決まれば今日はお祝いだ!ドンドン飲め飲め!!」

 エルは我先に酒をガンガン注文し始めた……。




 ……………………その日、酒場の灯りが消える事は無かった。







「やあ!突然だが俺の名前は『ソウコ』だ!」

「そして、俺は『ソウコ2』だ!」

「おまけのオイラは『カンテイ』さ!」


「「俺たち留守番三兄弟!!」」





「…………何あれ?」


 リースは変なヤツらをスルーすると、迎えの馬車に乗り酒塗れの街を離れていった……。


次回より学園編が始まります!


が!!

やる事は変わりません!

探索して酒飲んで死ぬ。それだけです……

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