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迷宮のオアシス

上手くなりたい……。

 一足先に地下7階を探索するサキ、アンナ、コットン、ナデシコの4人。

 出て来る強敵を退けながら着いた先は、小さな水場だった。


「こんな所に泉があるわ」


 サキとアンナは泉の縁に座り、水面を眺める。

 喉の渇いたナデシコは、何の迷いも無く泉の水を飲み始めた。


「あ、バカ……」


 一口含んだ瞬間にナデシコの身体は硬くなり、次第に石と化してしまった!


 アンナがナデシコの身体を指で弾く。

 その堅い音は人間の物とは思えず、本当に中まで石化している様だった。

 喉を押さえたまま石化した姿は滑稽で、稚拙で、情けなくて、涙が出そうな位におかしかった。


「本当にこの女騎士様は救いようのないバカね。胸の部分削ってから蘇生してやろうかしら?」


「ボク、石化は治せないよ?」

 コットンのまさかの発言に姉妹は顔を見合わせた。



「置いていきましょう」


 アンナがナデシコに背を向ける。


「待って、いっその事沈めない!?」


 サキがナデシコの身体にロープを結びつけた。


「姉上?」


 アンナの心配を余所に、サキは静かに泉の中へナデシコを降ろしていった。


「コットン。アイツに変化があったら教えてね?」

 サキは少しずつナデシコを泉の底へ沈めていった。


「毒になったよ!」

「そう、もう少し沈めるわ……」



「あ、死んじゃったよ?」

「そう、なら遠慮無く沈めるわ」



「あ!生き返った!!」

「よし、引き上げるわ」


 サキとアンナがロープを手繰り寄せると、そこにはビショビショに濡れた元気なナデシコが居た。


「――ブハッ! ハァ……ハァ!」


 気が付いたら水の中に居たナデシコは危うく溺れそうだった……。


「死んだ事は秘密にしておくわ……」

 サキが小声で秘密の打ち合わせをする。


「何だ!何が起きたと言うのだ!三途の川が見えたぞ!」


 向こう岸からね。と、突っ込みたい衝動を抑える一同。


「アンタがここの水飲んで石化したから、沈めて助けたのよ!」


 サキの説明に合点がいかないナデシコ。首を捻っては濡れた身体を心配し始める。


「この泉の水は、効果が違う水が層になっていて、いき……治る所までアンタを沈めてやったのよ」

 サキは危うく口を滑らせるところだった。


「よく判らないが助けてくれて感謝する」

 ナデシコは素直に頭を下げた。


「渇かすから、そのボロボロの鎧脱ぎなさい」


 ナデシコが防具を外すと服はずぶ濡れで、身体に張り付いた服の上からボディーラインがくっきりと映し出された。


 コットンは咄嗟に後ろを向いた。


「ふふ、コットンちゃんったら可愛い。今日も帰ったら沢山しましょうね♪」

 サキは指で卑猥な動きをさせた。


「そ、そう言う仲なのか?」

 ナデシコは少し戸惑った。


「コットンちゃんのビッグマグナムったらもう最高よ。すっかり私の××××がコットンちゃんの味を覚えちゃったわ!」


 思わず目を背けるナデシコ。


「あ、でもアンタには貸してやらないわよ」


「け、結構だ……」


 ナデシコは返事に困り、後ろを向いた。




 弱い炎呪文でナデシコを乾かし身支度を整えると、4人は再び薄暗い迷宮の中へ身を投じた……。

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