討伐隊結成! ②
地下3階。グレーターデーモンが出た場所に3組のパーティは辿り着いた。
玄室の先に見える扉の奥には更なる地下へと続く階段があった。
「奇襲による全滅を防ぐため、1組ずつ行く事とする!
デアス隊、行くぞ!!」
城の精鋭からなるデアス隊。6人全て人間で構成され、実力はかなりの物だ。
動きなれた感じに隊列を組み、慎重に階段を下りていった。
地下4階は通路が広く、天井も高くて大型のモンスターが生息している事が予見できた。
リーダーのデアスが慎重に歩を進め、後衛3人が補助呪文で地図、識別、探索をサポートした。
「クラリッサ。レビテートだ」
デアスが後衛のメイジに指示を出す。
クラリッサと呼ばれた女メイジが呪文を詠唱すると、
彼らの身体が地面から数cm浮いた。
数歩先のビット(小さな落とし穴)の上を浮遊し、
通路の先へ進む。
しばらくすると水の流れる音が聞こえた。
地下のダンジョン内に川が流れていたのだ。
川幅は広く、このまま浮遊して行く事も出来たが
デアスは川沿いに道を進み回路を探した。
「気配有り」
後衛の探索呪文にモンスターが検知された。
すかさず全員が戦闘態勢を取る。
川の音に掻き消され、モンスターの足音が聞こえにくい。
彼らが敵の足音が聞こえる様になる前に、敵の姿が目前へと
迫る方が早かった――
青い巨人 3
黒い蝙蝠 5
デアスが先制して巨人を斬った!
その斬撃は速く、巨人の胴体に深く傷をつけた。
そして前衛2人が続き、巨人を1人倒した。
後衛3人は呪文を詠唱し、蝙蝠に全体攻撃を仕掛けた。
3人とも蝙蝠を狙い、討ち漏らしを防ぐ。
蝙蝠は全て焼け、川へと落ちた。
巨人が腕を振り降ろし、叩き付ける。
しかしデアスは自身の大きな守りの盾で、巨人の攻撃をガッチリと受け止めた!
デアスの剣が鋭く光り、巨人を真っ二つに斬る。
前衛2人が巨人の足を狙い転ばせ、
トドメと言わんばかりに後衛3人で
呪文を打ち込み、巨人の息の根を止めた……。
「よし!状況確認!」
「ダメージ無し!」
「銅の宝箱アリ!」
「残弾良し!」
「確認終了!次に進む!」
デアスの掛け声と共に、隊列を組み直し
前へと進むデアス隊。
彼らの目的は未探索地域の状況確認なので、
宝箱は全て無視だ。
誰1人として後ろ髪を引かれる者は居ない。
デアスは通路の壁に印を付けた。
後から来る隊が通った道が判る様にするためだ。
暫く川沿いを進むと川に掛かる橋があった……。




