出会い
こんばんは、夜泉です。
少し短くなってしまいましたが、今回も楽しんでいってください。
さてと、ほな、素材類を売りにギルドに行こか。
「「すみません」」
突然、呼び止められて振り向いて見ると、中学生くらいの女の子が目の前に、しかも、顔が一緒って、双子かいな。
「何の用や」
「私は、リリー」「私は、スズラン」「「あなたに、お願いがあって声をかけました」」
「何や、お願いて」
「「あなたが先ほど、ガチャガチャを回していたのを見ました。その時に出た、素材類を譲って欲しいのです。お願いします!」」
「まず、何でうちを選んだんか、聞きたいんやけど」
「「同性だと、話かけやすかったからです。それと、一番、優しそうだったので」」
「次に、何で素材類が要るん?」
「リリーは、職業が鍛冶士で」「スズランは、職業が裁縫士なのですが」「「生産系の職業レベルを早く上げるためには、レア度が高い素材で生産する必要があるからです」」
「悪いけど、うちにメリットがないけん、断らしてもらうわ」
「「でしたら、私たちが何かあなたのために作りますので、どうか!」」
「それに加えて、この先、あんたらに生産を依頼する時、格安報酬でしてくれるんなら、いくつかあげるわ」
「「ありがとうございます!」」
「とりあえず、今、ここで渡したら、逃げられるかもしれんさかい、生産ができるとこに行こか」
「「分かりました。では、ついてきてください」」
というわけで、ついていくこと少し、生産ギルドに着いた。
「「早く、素材を出してください!」」
「そないに急かさんでも、約束は守るさかい安心し。後、作る物は、武器なら片手剣で、防具なら軽鎧で頼むわ」
そう言いながら、ビックボアの革、ビックアントの甲殻、アクアフォックスの毛皮、ブラストホークの上羽毛、氷結鉱を取り出して、渡す。
「「分かりました。それでは、すぐ、作って来ますので、少し待っててください」」
そう言って、奥に入っていった2人、ん〜、やっぱり、渡さん方がよかったかいなぁ、でもまぁ、運が良ければ、宝箱に入れる物が、ええやつになると思うさかい構わんか。
ほな、まぁ、少し時間あるし、ステータスを見ながら今後について考えよか。
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ネーム:桜夜
性別:男
種族:妖狐種《獣人族》Lv4
職業:ダンジョンマスターLv1
状態:通常
HP:330(種族ステータス+職業ステータス)
MP:350
攻撃:36+20
体力:47
防御:35+10
魔力:60
魔防:42+10
敏捷:36
器用:35
装備
火の鋼槍 R:耐久500 攻撃+20 火属性攻撃
火を宿した鋼槍。
名も無き着物神鎧 OE:耐久250 防御+10 魔防+10
備考:装備者と共に、成長する
まだ、誰の神器にもなったことがない着物鎧、今は、ただ、時が来るのを待っている
スキルスロット 10/10
種族スキル
妖火魔法Lv2/10 魅了Lv1/10 変幻Lv1/10
職業スキル
ダンジョン構築Lv1/10 配下生成Lv1/10
支配者Lv1/10 管理者Lv1/10
通常スキル
槍Lv3/10 水魔法Lv2/10 防御強化Lv1/10 獲得経験値上昇(微)
称号
なし
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ん〜、比較対象がおらんけん、強いか弱いかわからんな、多分、レベルは、ともかく、ステータスの数値的には、強い方やと思うけど、油断せんように行動せななぁ。
次は、ダンジョンについて考えよか、とりあえず、ダンジョンに戻ったら、宝箱に物入れて、他のプレイヤーが入れるようにして、ダンジョンスタートといこか。
まぁ、まだ、あの辺りに来るようなプレイヤーはおらんと思うけど。
にしても、楽しみやなぁ、普通とは、違うプレーができるのは。
そう思いながら、2人が来るのを待った。
お読みいただきありがとうございます。
次回から、ダンジョン内での戦闘があります。
うまく書けるように頑張ります。