薔薇の色
僕は紅く染められるのを待つだけの白薔薇。
みんなそう。
紅く染まるのを夢みながら
空を目指して成長する。
それが間違いであることに気付かぬまま。
本当は何色にもなれるはずなのに
無限の可能性を社会が潰していく。
紅くなる為に生まれ、
紅を残す為に子を産み育てる。
その行為が
何の意味も持たないということを、
誰も知らない。
気付いたとしても、
気付いた白薔薇は摘まれてしまう。
だからみんな何も知らない。
残るのは
紅くなるためだけに生まれたロボット。
僕は紅く染められるのを待つだけの白薔薇。
みんなそう。
紅く染まるのを夢みながら
空を目指して成長する。
それが間違いであることに気付かぬまま。
本当は何色にもなれるはずなのに
無限の可能性を社会が潰していく。
紅くなる為に生まれ、
紅を残す為に子を産み育てる。
その行為が
何の意味も持たないということを、
誰も知らない。
気付いたとしても、
気付いた白薔薇は摘まれてしまう。
だからみんな何も知らない。
残るのは
紅くなるためだけに生まれたロボット。
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