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『6月20日』
翌日、私はいつも通り学校に行っていた。
失恋のショックはあったものの、私は学校に来ていた。
だから、私はいつもよりも一時間早く学校に向かっていた。
登校中に、彼に合わないようにするためだ。
朝が早い学校は、下駄箱で靴をしまっていた。
セーラー服姿で、あまり人のいない玄関で靴をしまう。
そんな中、私は見てしまった。
「あれは……」
そこにいたのは、セーラー服姿の少女。
そして、それはあまりにもタイミングがよく彼女がいた。
(詰草 恵、彼女はこんなに早く来ているのね)
短い髪で、廊下を抜けていく彼女。
(何をしているのでしょうか?)
私は、眉をひそめて追いかけた。
廊下には、朝が早いのでほとんど人がいない。
少し前を歩く、恵はA組の教室に入っていく。
(恵はA組なんだ、なるほどね)
通学カバンを持ったまま、私は彼女の様子を教室外の廊下に見ていた。
そのまま私は、恵を見守っていた。
教室に入った恵は、教科書を開いていた。
(勉強をしているみたい)
どうやら、恵は勉強をしているみたいだ。
そういえば、来週は期末試験だ。
恵はかなり頭がいいと思っていたけど、ガリ勉タイプなのだろうか。
(あとは、おかしな動きが……)
私は廊下側から教室を、覗き込んでいた。
しかし、教室には恵しかいない。そんな時だった。
「あの、宇野中さん?」
そこには、意外な人物が立っていた。
そこにいたのは、なぜか三年の奥津先輩だった。




