表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
変身少女のタマゴ系ライブ  作者: 葉月 優奈
一話:『詰草 恵』のタマゴアイドル:前編
18/159

018

近くのゲームセンターで、ボクはタマドル『メグッポ』になった。

メグッポのボクは、前と同じナース服のコーディネートだ。


前のコーデとほとんど同じ、ピンク色のナース服。

羽が生えて、薄いピンクのフリル付きのスカート。

白のソックスとピンクのパンプスは、天使のナースだ。

前回カクイドリに襲われてボロボロの衣装は、すっかり元通りだ。


ただ、髪の色は変わっていた。

黄緑の髪は、やはり長くなびく。アイドルランクが上がって髪の色が新しく選択できた。

そこで追加された色を使った。

ボクが、隆聖と虎太郎の前に出ると二人から歓声が湧き上がった。


「やっぱり、女の子らしいなメグッポは」

「うんうん、恵は可愛い」

二人共、ボクの少し変化したコーディネートを見て喜んでいた。

ふたりの反応が、いつもボクを見る目と違ってちょっと嬉しい。


「髪の色がちょっと、かわっていないか?」

「うん、イメチェンしたんだ。ランクも上がったし」

「ランク?」

「ああ、いやこっちのこと。早速ビラを」

そんな時、ボクの周りには人が集まっていた。

いや、人だかりが出てきた。携帯カメラで、パシャパシャと撮っている人もいた。


「すごいな……」

「うん」

「あの、押さないでください。

『ノットシステム』のライブやりま~す」

ボクは、大慌てでビラを配るのだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ