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変身少女のタマゴ系ライブ  作者: 葉月 優奈
十二話:綴 緑子のタマゴアイドル:後編
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(HAKOBE’S EYES)

私は久しぶりに王座についた。

それは西洋風の王座で、大理石の床が眩しく見えた。

私の前には、色とりどりのタマゴが整列する。

彼らはイースター、緑魔女に捉えられたタマゴ王国の民だ。


私は、エンジェルガールコーデを着ていた。

これが、女王である私の正装。


「ハコベ様、よくぞご無事で」

「いえ、自分だけでは帰れませんでした。

彼女たちのおかげです、地球のタマドルたちの協力あってのことです」

私は四枚の『タマドル名刺』を眺めていた。


彼女たちこそ、私の世界を救ってくれた救世主。

彼女たちは、タマゴ王国ではない。地球の住人なのだ。


「ハコベ様のご友人ですか?」一人のイースターが私に聞いてきた。

「ええ、大事な友人です。でも、今は遠くにいます」

私と違って、四人は地球の人間。

だから、私は彼女たちと住む世界がちがうのだ。

お嬢様に会いたい、恵やシエル、霞とも会いたい。

だけど、それを叶えるにはやるべきことがあった。


「ハコベ様、今しばらくの辛抱です」

「わかっています、自分はやるべきことが残っています。

再び悲劇にならないために、カクイドリを……」

私は凛とした顔で立ち上がった。


「うまく付き合っていきましょう。皆さん協力をお願いします」

「オー」イースターたちが私の号令に合わせて声を上げた。



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