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変身少女のタマゴ系ライブ  作者: 葉月 優奈
十二話:綴 緑子のタマゴアイドル:後編
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~~タマゴ王国:『ハコベ』『シエル』『カスミン』『ナデシコ』『メグッポ』~~


タマゴ王国は、いつも夜だ。

緑魔女が来て以来、この王国に朝は来ない。

夜のまま時間が止まったかのようだ。

城門があいていて、冷たい空気が立ち込める。


彼女が招いたのだろうか。

緑魔女の警備が薄いようにも見えた。

逆に言えば、イースターライブに敵はいないということだろうか。

静かな城の中を歩く。


「これが、タマゴ城?」

「はい、かつて自分がいた城です」

でも今、そこは緑魔女の住処になっている。

中世の城が厳かに建っていて、圧倒していた。

あたしがかつていた城にもかかわらず、どこか不気味でもあるが。


「場所は?ワープする手段はないの?」

「中庭です、だけど緑魔女の手に落ちたので……そんなに遠くはないですが」

そういいながら、自分が案内したのは中庭だ。

そこから、王座も望める場所だ。

ライブ会場に出ると、周りに気配を感じた。


「そうか……」そして、あたしたちを迎え入れるかのようにカクイドリの視線が集まった。

数が圧倒的に多い、千はいるのだろうか。

カクイドリの目が光って、威圧感があった。


「ようこそ、わが城へ」

そこには、すべてを見透かしたように緑魔女が王座に座っていた。



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