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変身少女のタマゴ系ライブ  作者: 葉月 優奈
十二話:綴 緑子のタマゴアイドル:後編
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~~豪華貨客船『スフレ』:『メグッポ』『ナデシコ』『シエル』~~


ここは、前回緑魔女と戦った場所。

巨大な豪華貨客船の甲板の上、自分は三人を見ていた。

自分が演じる時以上に、三人のライブは緊張する。

自分の隣には腕を組んでいた霞、いやカスミンがいた。


甲板に立つのはメグッポ、シエル。そのセンターにナデシコ。

これを仕切ったのは、もちろんカスミンだ。


「なるほど、シエルの衣装はERコーデだな」

カスミンが見ているのは、黒いツインテールのシエル。


「そろえましたですよ」シエルがこちらに手を振っていた。

ERのコーデ、コアクマな妖精だ。

赤いブラウスに、紫色のスカート。

黒い淵の模様が見え、蝶がらがあしらわれていた。

黒いニーハイブーツに、両耳が蝶のイヤリングだ。


「シエルは運動神経はいいから、ライブが得意。

コーデもあるしグッドの数は、高いようね」

「ボクだって、コーデはあるよ」

そういいながら、前に出てきたのはメグッポだ。

前に着ていたアンブレラドレスコーデ。傘をモチーフにした衣装。

かわいらしく清楚なメグッポが、クルリと一回転した。


「メグッポも、この前と違ってERがあるようね」腕を組んだまま見ているカスミン。

「うん、ボクも成長しているんだよ。ランクもAになった」

「後は……」

カスミンの視線がセンターのナデシコに移った。


「が、頑張ります」

「ナデシコのライブ技術、自信あるのかしら?」

「お嬢様は誰よりも練習をしました。一人でずっと練習しました」

自分からも、ナデシコが見えた。

お嬢様の表情が、明らかにこわばっていた。


「そうね、彼女だけが懸念材料のようね」

「はい。霞、いえカスミン。あなたに納得してもらいます」

そういいながら、曲が流れてきた。


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