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変身少女のタマゴ系ライブ  作者: 葉月 優奈
十話:『ハコベ』のタマゴアイドル:後編
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ライブが終わると、自分たちはリアルに戻っていた。

それは図書館前の駐車場。

自分の衣装は、ほとんど損傷はない。

カスミンはスカートが一部破けていた。だけど、ナデシコは

「見ないでください」

衣装がほぼ破けて下着姿になっていた。


「車に乗り込めっ!」

「ううっ、ひどいです」

ナデシコは下着姿になって、急いで止めている車に乗っていた。

残ったのは自分とカスミンだ。


「助けてくれたのか、カスミン」

「助けたとは違うな」

カスミンが、自分を睨んでいた。


「では、あれはなんだ?」

「タマドルのゲームである、センターを交代させるコマンドだ。

これを使えるのは、サブの一人だけだ。そんなのも知らないのか?」

「残念ながら、それは地球側でつけたものだ」

「お前、本当にタマゴ王国の王女か?」

睨みつけていたカスミン。自分も、カスミンを見ていた。


「カスミンはすごいな」

「すごくない、お前はイースターライブをやろうとしているのだろう」

「そう……」

「だとしたらそれは間違いだ。今のお前にも、ナデシコにもやる資格はない」

「何を言い出す?」

「ナデシコを失ったら、メンバーは揃わない。つまり終わりなのだろう」

カスミンの言葉に、自分は唇を噛んだ。

そうだ、イースターライブには必ず五人が必要だ。

しかも、10万グッドをたたき出さないといけない。

メンバーの質も量も問われていくのだ。


「だが……」

「緑魔女」

そう言いながら、自分は緑魔女が図書館の中に入っていくのが見えた。

それと同時に、自分は走り出していた。



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